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- 谷澤 史子
- ミューズ・ブランディング・アカデミー（株） 代表取締役
- 経営コンサルタント
私たちが、小説や映画を欲するのは、ヒーローやヒロインに触れたい
そして触発されたいと思っているからではないかと思うのです。
過去に、とっても悲しいニュースを見て憤りを感じたことがあります。
特急電車内で、犯人の男性が乗客を脅し、女性に暴行を働いたという事件があったのを
覚えていらっしゃいますか？
その男性がどんなに怖い風貌をしていたのかはわかりませんが、
誰一人として通報や行動を抑止を出来なかったそうです。
残念ながらそこにヒーローはいなかったみたいですね。
女性は声も出せないほど怯えていたそうです。
同じ女性として、可哀想で、辛くて、口惜しくてたまりません。
もし、その女性が貴方の娘さんだったら？奥さんだったら？彼女だったら？
きっと自分の身の危険を顧みず、犯人から助け出すことをしたことでしょう。
命を軽視する人は許せませんが、命を張れる人は素敵です。
もし私がその場に居合わせたならば、、、
カバンを振り回すか、ハイヒールを脱いで尖ったヒールを武器にして
女性を助けるべく、戦いました。
「その場に居ないから、そんな事言えるんだよ」
と笑ってくださっても結構。
私は絶対に犯人に歯向ったであろう自信があるのです。
なぜなら、4年・5年前にこんな事があったからです。
ある会の集まりに出席しました。
そして、その会の役職についている男性の隣に座るように
指示されました。
お酒が進むにつれ、その男性がベタベタとくっついてきたのです。
私が席を離れようとすると、怒り出し罵倒する始末。
近くにいた男性に「助けてください」と小声で言ったのですが
その男性は困った顔をして席を離れてしまったのです。
同じ机についた他の男性も、見て見ない振り。
どうもその男性はその会では地位のある方らしく、その人に嫌われたく無いからか
回りにいた男性は一言も言えなかったということが後になってわかりました。
この経験から、世の中「ヒーロー」は少ない、だったら私は女版「ヒーロー」に
なってやる！と誓ったのです。
それ以来、私はコンパニオンさんが、酔っ払いに理不尽な扱いを受け、心底嫌がって
いるのを見かけたら、コンパニオンさんに自分の飲み物を頼み、その場から
席を外せるようにしてあげます。
男性が不機嫌になったり文句を言ってきてもまったくお構いなしです。
ビジネスでどんなに大きな力を持っていようと、そんな下品な男性と仕事をする気は
サラサラないので痛くも痒くもありません。
地位とお金を持ってもヒーローにはなれません。
勇気と正義感がある人がヒーローなのです。
そして、ヒーローにはもれなくヒロインがついてきます。
ヒロインが貴方に「本物の男としての魅力」と、「本物の財力」を手に入れる
手助けをしてくれるのです。
そんなヒロインに出会いたければ、まずは貴方が「ヒーロー」になるべきなのです！
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