人の力を借りられない人 - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

宮本 ゆかり
マイウェイネットワーク 
ビジネススキル講師

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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人の力を借りられない人

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夢を実現する力 うまくいかない人の本質を学ぶ
これは某会社で実際にあった話。

Aさんという30代の男性社員がいます。
彼は、頭がよく真面目。
技術者としての専門知識も技能も高い。
責任感が強く、仕事も良く頑張る。
仕事がたまっている時は、休日も昼夜もなく働く。


なのに・・・成果が出ない。

ていうか、投入している労力や時間の多さに対して、出てくる結果が少なすぎるのです。
だから、彼はいつも仕事に追われ、猛烈社員のように働いてばかり。


なぜか?
それは、彼の頑固さと、コミュニケーション力に問題があります。

あの人、悪い人ではないんだけど・・・・というヤツです。
周りが敬遠するのです。

頑固な彼は、すぐに人の意見を否定します。
誰かのコメントに対して、「そうだよね」と素直に同調するよりも、
「でも、だって、これは違うでしょ・・」と、わずかな差異にこだわってつつくのです。
〔本人にとっては新たな視点で建設的な意見を述べてるつもり〕

こんな彼と話していてもつまらないので、誰も深くは関わろうとしません。
もちろん悪い人ではないので、皆、必要最低限の関わりはもちます。
でも、そこまで。

プラスアルファの協力援助、つまり「Aさんのために、この情報を教えてあげよう」とか「手伝ってあげよう」という人がいないのです。

こういうタイプはチームで成果を上げることができません。

いつも自分でやるしかないし、自分でやらないと気が済まないのです。
人に任せられないから、営業の現場も、製造の現場も、全部逐一自分の目で見て自分が口をはさまなければコトが進まない。
信じて任せられる信頼できる仲間づくりができない。

だから彼は、いつまでたっても一匹狼で、高いパフォーマンスを出すことができません。


一方、もう一人の同僚Bさんは、Aさんよりも技術者としての能力は劣っているけれど、いつも短納期で製品を作り、お客様にも喜ばれ、結果的に多くの売上を上げています。

Bさんは、いつもニコニコ人の話をよく聞く人で、目上の人からは可愛がられるし、後輩からは慕われる存在。
だから、「ここぞ」という時に無理がきくのです。
皆、「彼の為なら一肌脱ごう」と、多くの協力が集まるからです。

皆さんはどちらのタイプですか?