- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
さて、ここにきて景気はともかく、金融危機が一段落したことで、サムライ債の発行が回復してきています。
サムライ債とは、外国企業が日本で発行する円建ての債券のことです。
7月に英国のバークレイズ銀行が527億円を発行しましたが、今回HSBC銀行も1200億円のサムライ債の発行を予定しています。
昨年のシティグループの発行以来、政府の保証の付いたサムライ債しか発行がありませんでしたが、ここにきて欧米の大手銀行によるサムライ債の発行が増加傾向にあります。
背景には、低金利で運用の選択肢が少ない日本国内と、比較的低利で資金調達ができる欧米金融機関の利害の一致が根底にあるようです。
実際、同格付けの国内企業に比べ、サムライ債の金利は高めに設定されているため、投資家の需要も高いことから、今後の発行には弾みがつきそうです。
ただ、世界的には金融不安解消とまでは行っていないため、あくまで投資家としては、各発行体のデフォルトリスクを念頭におきながら、投資すべきか判断していく必要があるといえます。
この時期、国内外の社債には投資妙味が高いものが出てくるため、債券のリスクを理解できる方には、面白い時期ではないかと思います。
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では今週末は、連休の方も多いと思いますが、是非良き休日をお過ごしください。
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- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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