「世界席捲」への動きを加速している。
AF-KLのアリタリアの取り込み、デルターノースウエストの統合
に続きデルタ航空と日本航空との提携、資本注入を発表した。
そもそも日本航空は経営再建途上にあり、大幅な路線の縮小や
関連会社の統廃合、日本貨物航空(NCA,KZ)との統合、提携など
が進展しており独力での再建が難しいのは明らかである。
また再建のため、政策投資銀行から2000億円の融資をうけていることで
経営上の様々な判断を融資者に伺いを立てなければいけないことから
即断を許されず各部門業務遂行に支障を来たしているようだ。
2010年成田空港B滑走路延伸や羽田拡張を目の前にして 日本を代表する
フラッグキャリアー日本航空がこのあり様なのは非常に悲しいことである。
今後更に加速する航空業界の動きに日系航空会社が先んずることは出来ないとしても
切磋琢磨して存在価値を示して欲しいものである。
「日本航空、スカイチームへ転向?・・・デルタ航空と提携」
航空業界エキスパート 伊藤弘輝