2日目はTさんの家の配筋検査です。
Tさんの家はコンクリートで持ち上げた高床の基礎の上に木造をのせる計画です。土から離れますので、湿気の面ではクリアされますが、床下の断熱性能に気を使わなくてはなりません。
さてさて、いざっ配筋検査!
構造の担当者と、鉄筋の太さやピッチなど、設計図書どおり施工されているか確認していきます。一見してきれいに配筋されていますので、まずはひと安心。
しかーし、
鉄筋やさんも人間ですから、やり忘れや間違いもあります。これをそのままにしてはいけません・・きちんと確認するのが我々に課せられた任務です。
今回はベース配筋。
軽井沢って、ほんとに平らなところがなかなかないですよねぇ・・斜めにつないでいるのが写真でも分かると思います。
ピッチやかぶり厚さを確認します。
例えば・・?
土に接するところは、6cm以上とか・・一番下の鉄筋が捨てコンから6cmより上にないといけません。
また、型枠との距離や継ぎ手など、細かく見ていきます。
こんなことをしていると、あっという間に時間が経ってしまいます。
いくつか指摘事項もありましたが、特に問題なし!
配筋検査も楽じゃありませんが、配筋する職人さんだって、大変ですよねぇ。
Tさんの家。次回は基礎の立上がりとスラブの配筋検査です。
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このコラムの執筆専門家
- 鈴木 宏幸
- (建築家)
- アトリエ137
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家は明るく、楽しく、気持ちよくが一番です。より豊かで快適な生活を楽しむための家づくり。住まい手の生活スタイルや敷地の周辺環境を生かした空間づくりを心がけています。「やさしい空間の中に、凛とした空気を感じる」と感想をいただきます。