おはようございます、かわい過ぎる、でも凶暴、それでもかわいい…。
昨日からの続き、売るための仕組みについて。
ここまで原価と販売管理費のバランスについて述べてきました。
このコラムにおいても、私は小さな会社こそブランドを作るべきだという
話を書いてきました。
これは資金効率の観点からも当然のことなのです。
小さな会社で使える資金量は非常に限られています。
非常に限定された資金の中から原価と販売管理費を適切なバランスで
投じ、最大効率で売上という形に変化させて回収する必要があります。
この効率を上げるためには、ブランド力の有無は大きな差となります。
なぜ昨日「原価よりも販売管理費に注目すべき」と書いたのかといえば、
ブランド力が形成されるのが原価ではなく販売管理費の方だからです。
事業というものは外部に顧客がいて初めて成立するものです。
そして顧客との接点は原価から産まれるのではありません。
あくまで接点は販売管理費の方から産まれているのです。
この不況期にあって、販売管理費を安易に削減する動きが目立ちます。
「営業ではなく、独自の技術力で勝負」なんて言葉が美辞麗句のように
語られています。
しかし、これで競争力を育てようというのは余りにも理想論すぎるかと。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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