おはようございます、正に全方位的かわいさ。
昨日からの続き、企業競争力、つまり利益獲得能力について。
繰り返しになりますが、原価を増強させる方向での競争力強化は
難しいということを覚えておくべきです。
これもまたありがちなミスとして
市場が求めているもの以上の商品を投下し続ける
というものがあります。
要求されているレベルの商品を提供しているにも関わらず
販売力が低下してきたときに、より良い商品を作れば何とか
なるのではないか、という発想法に囚われてしまいがちです。
このような場合に努力すべきなのは、商品力の向上よりも
・売るための仕組みを作りなおす
ということだったりします。
売上 200
原価 100
販売管理費 90
この原価 100 については現状を維持、あるいは下げる努力をします。
その上で販売管理費 90 の中身を精査します。
内装費から広告費へ、広告費よりも人件費へ。
こちらの努力の方が、実際には成果が出やすいのです。
市場は企業が思っているほど、商品そのものに注目してはいません。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
044-829-2137
「経営」のコラム
管理を外注することも難しい(2024/04/19 08:04)
生活費の測定は、自主的な努力が必要(2024/04/18 08:04)
儲け以上の生活を送ればどうなるのか(2024/04/17 08:04)
生活費について(2024/04/16 08:04)
私の事例:金融機関の種類を分けている理由(2024/04/15 08:04)