銀行に受けのいい決算書その2 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

須藤 利究
有限会社RIKYU・コンサルティング 代表取締役
経営コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月03日更新

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銀行に受けのいい決算書その2

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銀行の決算書の見方
まずは、資金の出身地である負債(右上)と資本(右下)。
負債は他人から借りてきた資金(他人資本)。だからいずれ返さなければいけないお金。

多すぎるとだめですよね、借金ですから。利息もかかるしね。

でも、大事なのはその下、資本のほう。
資本は自分で調達したか、もしくは儲けたお金(自己資本)。

ここがこの会社の自力というわけです。
貸す側は真っ先にここを見るんです。

ここがないと銀行はお金貸してくれない。自力が無い人を助けてあげるほど銀行はいい人じゃない。

だって銀行だってビジネスでやっているわけですから。
だからここではねられると、その次にいかないんですよ。

政府ののん気な「景気底打ち宣言」とは裏腹に中小企業の倒産は増加しています。

貸し渋りが相変わらずで、中小企業にお金が回りません。

この不況を抜け出す鍵は「貸し手(金融機関)にある」と思います。
お金が回らないことが不況なのです。

世界同時不況の中、銀行も正直融資はしにくい環境にあります。

「債務超過」という言葉を銀行さんなどから聞かれたことがあると思いますが、
決算書上の純資産額と銀行が言う''「債務超過」''との違いは何か、

それが銀行取引、融資にどう影響するかをお話したいと思います。

まず「貸借対照表」のレイアウトを見ていただきたいと思います。
右側「負債の部」と「純資産の部」があり、左側に「資産の部」になっています。
この右側と左側は常にイコールにならなければなりません。

「債務超過率」とは「純資産の部合計÷資産合計」で計算し、それがマイナスの状態
をいいます。

つまり自己資本比率のことです。資産の何%が返済の必要のない資金で占められているか
見る数値です。

 単純に言えば決算書の自己資本の部がマイナスになっていれば「債務超過」ということです。
自分の会社の貸借対照表を見て自己資本の部がプラスになっていれば<安心している方>も
多いのではないでしょうか?

銀行の場合ここからがクセ物なんです。この計算は、税務署に提出した決算書の
「貸借対照表」と同じではないのです。

銀行では決算書の「貸借対照表」資産の内容を洗い直し「実態バランスシート」
と呼ばれるものを作成し、銀行独自の自己資本比率を算出する訳です。

ここで債務超過の結果になると銀行の借り入れが相当難しくなると
考えていいと思います。