地域で取れる杉板を利用する - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

増井 真也
建築部門代表
建築家

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対象:住宅設計・構造

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地域で取れる杉板を利用する

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コストダウンの秘訣
先日から杉板のお話をしておりますが、今日は浜田山の家で使用した埼玉県産の杉のお話をしたいと思います。

写真の床材、これは埼玉県の西川材と呼ばれる杉の材料を乾燥させて、加工して利用しています。そして、次の写真に見える板材、これも西川材の間伐材を継ぎ合わせて製作した板材で接着のためのボンドこそ利用していますが、ほとんど完全なるムク材と変わりありません。

こうした材料は、表面だけに木の模様をつけた既製品と比べると非常に高価な材料です。しかし、昔ながらの数奇屋住宅などに用いられている杉の化粧板などと比べると非常に安価に手に入れることができます。

ローコストというとあくまで比較論になってしまうのですが、納得の行く意匠と風合いを手に入れながらコストダウンを行う場合には地元の優良な製材所とお付き合いをすることが非常に効果的であると思います。

ますいいリビングカンパニー
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