師の作品内覧会

ものづくりの現場から 2006-01-23 17:31

雪の舞い散る週末の都内。
かつて在籍した　エ−ディ−ネットワ−ク建築研究所　棚橋廣夫先生
の作品が竣工。案内いただいていた　完成内覧会に　いってまいりました。

新作　Cheval mignon（シュヴァルミニョン）　は都市型集合住宅。
場所は　環七外回りを新青梅街道へ左折してすぐの角地。

１階・店鋪と最上部・オーナー住居の間　2、3、4階部分が賃貸住宅。
この配置が　おもしろい。
共用廊下　は　3階のみ（写真）
その　3階と2階を使う　メゾネットの住居。
と　　3階と4階を使う　メゾネットの住居。

…ル・コルビジェのユニテ・ダビタションのようですね。
…いやいや、そうじゃないんだよ‥

先生曰くは
法規制、つまり東京都安全条例の窓先空地の関係と、隣地面の南開口を
すべての住居に設けるための　工夫。　なるほど。

ただ　言うはやすし　で、
計画の苦心がかしこに、ディテールとの格闘の痕跡として見隠れ。
素材の　妙　とともに、粋　な味わい　です。

他にも
薄肉ラーメン工法の２階以上を、トンと乗せてる１階の４本柱構造や
地下の免震工法、外断熱と　内容は　もりだくさん。

帰り際には、
なにか　卒業校の先生の会にでも、招かれたような気持ちでありました。
私は退所（…いはば　卒業かな？）して　もう１４年といったところ。
同じ年をかさねているはずなのに、先生のパーワーのほうが優ってるな。
私は　すこし　元気をいただきました。

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