- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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イナテーク!放送アーカイブの未来系 #1
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メディアと映画、ずっと楽しい関係。
TVの行方、これからのテレビは?
2009-07-23 08:15
私のふるさとである、埼玉県の熊谷市には、「うちわ祭り」という夏祭りがあります。
東京に住んでいますが、この時期はふるさとに帰って、地域貢献活動にいそしむ毎日です。
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
メディアの可能性を探る!NHK放送文化研究所研究発表会に参加してきました。
NHK放送文化研究所とは?
より豊かな放送文化を創造するため、時代と社会に向き合い、
多彩な分野での調査研究に取り組んできる機関です。
今回は、世界的に放送文化の注目を集めている、フランス、イナテークについて、
興味深い報告がありましたので、放送アーカイブの未来系として書きたいと思います。
基調講演のタイトルは、ずばり「アーカイブはメディア情報空間に何をもたらすのか?」
イナテーク、所長 ジャン・ミッシェル・ロードさんです。
イナテーク、イナについて、
イナテークは、フランスの国営放送が、文化行政の一環で開設した国立のメディアアーカイブ研究所です。
特徴的なのは、「法定納入制度」を導入していることです。
具体的に展開している事業、
イナテークは、フランス国内で放映されている、テレビ98局、ラジオ22局、
を全放送をリアルタイムで録画、アーカイブ化している組織なのです。
日本で言えば、NHKをはじめ、民報、4,6,8,10,12チャンネル全てを、
デジタルデータ化していることです。
また、劣化の恐れのある大量のメディアをデジタルデータ化しているのです。
そして、そのデータは、国立の映像研究所に納入され、広く研究者や、
一般の人に閲覧のために開放しているのです。
ロード所長は、その目的として、
TVは国民的文化遺産であるというコンセプト
TVは文化遺産、アートとの考え方の元、イナテークは存在し、
その国民的文化遺産の保存、研究、そして視聴覚資料の公開を行っているとのことです。
これは、書籍や絵画と同じように、TV映像作品も総合的な芸術文化であるという、
理念を持っていることです。
これは日本では、まだTV番組を娯楽、教養、学習という範囲でとらえられているものを、
文化芸術作品という捉え方をしていることに大変、興味を持ちました。
さすが、フランスですね。
TVは現代を作っている芸術文化作品なのだ!というアプローチがテレビ制作に携わる一人としても、大変、うれしくまた、はげみになるような気持ちに多いになりました。
メディアの可能性を探る!
NHK放送文化研究所 春の研究発表 2009/3/11
NHK放送文化研究所 ポータルサイトHP