- 木村 真理子
- 一級建築士事務所 木村建築研究室 建築家・一級建築士事務所主宰
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
「アーキテクチュア」とは、システムの構築、思想や概念、開発が本来の意味ですが、確かに30年程前までは、建築がアーキテクチュアと言われてギャップのない時代=建築が社会開発を担っていた時代だった、アーキテクトとはそれを体現する人だった。。と追確認しながらみてきました。
建築業界、今はなにかと不自由ですが、細かなことでも建築の本質を芯に於いて仕事をしないと、と思ったことです。
そう、なにかにつけ、思い描く将来像が必要ですね。世の中、グランドデザインがなさすぎる。。
チリも積もればマチになり、社会になります。
このところ、建築科を出ても建築の仕事に就かない人が増えているようですが、ずいぶん以前からイタリア人の建築出身ファッションデザイナーやグラフィックデザイナー、編集者や経営者などを耳にします。
イタリアのような歴史の厚い国では、新たに建てる仕事が少ないことに加えて、建築に求められるような「観察洞察してモノごとを構築する力」は、基礎的な力として必要なのでしょう。
グランドデザイン。。。以前、アップルの仕事にデザインの極意を感じて、デザインとは、「人の夢や希望、なんとかならないかと思っている課題や要求、さらに、無意識や潜在的に抱えている欲求までも実現できるように解決すること」と書いたことを思い出しました。
今、建築を学んでいる若い人達には、是非がんばって、様々な分野のデザイン、グランドデザインを開拓してほしいと思います。
木村建築研究室HP http://www.kimuramariko.com/
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