社員教育はやはり“心”の変革から - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

宮本 ゆかり
マイウェイネットワーク 
ビジネススキル講師

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対象:ビジネススキル

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社員教育はやはり“心”の変革から

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夢を実現する力 うまくいく人の本質を学ぶ
業績が伸びている会社の経営者の方々にお会いすると、皆さん例外なく「心のあり方」を重視されています。

そんなお話を聞くと、やはり21世紀は「心の時代」であり、心を大切に考えていかなければならないなぁと思わされます。

芸能界に詳しい友人の話によると、この世界でも、成功する芸能人としない芸能人には「心」という共通項があるそうです。

ここでいう「心」とは、「信念」のこと。
つまり、ただ単に歌がうまいとか、有名になりたいとかではなく、「自分の芸を通して、世の中の人々に何を与えたいのか!」という強い信念があるかどうかが成功の成否を分けるというのです。

これは大手企業でも同じこと。以前、新聞で、日本電産社長の永守社長の記事を見つけましたのでご紹介します。
   ↓

1973年に創業し、この10年は企業買収と企業再生に重点を置いてきた。
23社を買収し、売り上げや雇用を拡大してきた。
この間、企業の社会的貢献は何かと聞かれれば、雇用の拡大だと答えてきた。
将来は従業員数を世界最大にしたい。
現在、世界一のウォルマートをしのぐ企業をつくりたい。
同様に、企業再生でも従業員を削減しないことに力点を置いている。

企業再生には漢方療法と西洋療法がある。
病は気からというが、企業もおかしくなるのは社員の心や経営者の心情からだ。
まず、心を治さないと会社は良くならない。
従業員数を減らす方法はとらない。
事業をやめれば社員の士気が落ちる。
リストラを伴う西洋療法には副作用がある。
地位で人を動かし業績が悪化しても責任をとらない。
使いやすい人間を後継者に選ぶ。
社員の士気はどんどん落ち、品質やサービスの質が低下する。
経営者への不満と不安で業績は更に落ちていく。

では、社員がやる気を無くすと何が起きるのか。
遅刻や欠勤が増えていく。
次に整理、整頓、清潔、清掃、作法、しつけの6Sが悪化して職場が汚れていく。
6Sは良い社員、良い会社、良い製品の3Qにつながる。
社員の士気はこの2つに収れんする。
個人の能力とはまったく別の世界だ。

2003年に出資した三協精機製作所の場合、経営再建に入る前は出勤率は90%を割っていた。
3Q6Sの点数は100点満点で5点だった。
しかし、出勤率は2ヶ月で98%まで上がり、3Q6Sの点数も上がってきた。
毎年100億円の赤字を出していたが2004年4〜6月期は18億円の営業黒字。
一年で新製品が出るわけではなく同じ場所で同じモノを作っているだけ。
変わったのは3Q6Sの点数だけだ。
   ↑
ここまで。


日本の企業再生に必要なのは社員の心の再生。
社員の能力差はせいぜい2、3倍。
しかし、絶対売ってみせるという意識の差は百倍から千倍の差がある。
社員の心をつかんで変えるのがトップの役割でしょう。