- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
Another Gateway HTML lint100点はSEOにどんな効果をもたらすのか?
またどんなメリットをホームページにもたらすのか。
<HTML lintで100点?>
弊社に寄せられる相談の中で寄せられる内容、または既存のお客さまから要望される項目に
よく耳にするのは「サイトのHTMLをHTML lintで100点に」というものです。
残念ながら、弊社の制作内にあるコーディングルールには「HTML lintは標準にしない」
というルールがあるため、弊社の制作したホームページには
HTML lintでのコーディングチェックは100点に満たないものもあります。
しかし、「HTML lintは標準にしない」というルールを設けているのには
れっきとした理由があります。
その理由は結論から言いますと、お客さまのホームページを低コストで効果的なものにするためのものです。
以下の説明にはHTMLの仕様、またHTML lintがどのような基準で判定をしているかと
いうことを交えて説明するため、多少技術的な内容になってしまいます。
できる限りわかりやすい説明を心がけたいと思いますが、
あらかじめご了承くだされば幸いです。
<HTML lintとは>
HTML lintは何を評価対象にしているのか
HTML lintが評価対象としているものは主に以下の2点です。
・W3Cが仕様として定めている文法
・HTMLレベルでのアクセシビリティ(これは見た目からみた
アクセシビリティではなく、障害者向けのブラウザなどを対象にしています)
まず、ひとつめの「W3Cが仕様として定めている文法」。
詳しい説明をすると技術的な話になってしまいますので、
今回は割愛させていただきますが、HTMLの文法に間違いがないかを見ているということです。
HTML lintではその中でも致命的な文法間違いを減点の対象としています。
しかし、これはあくまでHTML lintでの独断の評価であり、中にはW3Cの仕様書ではあまり重要とされていない部分も減点の対象になっていることがあります。
そしてふたつめの「HTMLレベルでのアクセシビリティ」。
れは一般的に使われているブラウザではほとんど目に見えない部分ですが
、障害者向けのブラウザ、例えば音声ブラウザなどの閲覧の際にユーザーが
使いやすいようにするための仕組みが施されているかどうかを見ているようです。