結局、市場からは評価されず

保険損害保険 2009-07-11 05:04

昨日、コラムに書きました自動車保険の保険料算定の基準となる「参考純率」を、平均で５．７％引き上げる関係で損保各社は来年、保険料を値上げする見通しとの記事から、損保各社は値上げは業績底上げの追い風となると期待しましたが、市場の反応は冷ややかで、９日の取引も東京海上が前日比３０円高の２４９５円、三井住友海上が前日と変わらず２３２０円、損保ジャパンが１９円安の５７２円と低調でした。

新聞等に因れば、低調な株価の背景には、少子高齢化や若者の自動車離れによる国内自動車保険の構造不況があると書いていましたが本当でしょうか？個人的に思いますのは、若い人を含め事故時の対応や高いだけでサービスも悪く、自分達の都合でスグに値上げする大手に対する根本的な反発がある様に感じます。

実際、先日も某大手保険会社の事故時の対応と、自分達は何もせず「フリーダイヤルに電話して」と平然と言う代理店の対応の悪さを目のあたりにしました。その方は私のお客様の友人で、事故を起こした相手方とも「自分で話しして」と言われ「何の為に保険に入ってるのか分からない」と相談がありました。具体的に内容を聞きましたが酷いもので、代理店も不要ですし通販で安く入られる方がマシな対応でしたね。

そういう部分も含め改善しない限り益々、顧客離れは進むでしょうし業績の改善は無い様に思います。業績低迷の責任を経済環境、社会情勢で片付けてる限り難しいと思いますよ。先ずは自分達が変わる事から始めないと。

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