住宅のコスト:ライフサイクルコストとは - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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対象:住宅設計・構造

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住宅のコスト:ライフサイクルコストとは

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家の寿命を科学する
家を建てるとき、コストを考えないで建てる人はいないでしょう。
住宅の費用を理解することは重要です。

住宅のコストと言っても、工事費だけではありません。

住宅のコストは、以下のように分類されます。
 イニシャルコスト
 ランニングコスト
 解体・廃棄コスト


イニシャルコスト


新築時にかかる初期費用で、
・工事費
・設計監理料
・税金
・経費
構成されます。


ランニングコストコスト


建物を使用するときにかかる費用で、
・光熱費:電気、ガス、水道、石油等のエネルギーコスト
・修繕・維持管理費(メンテナンスコスト)
・改修費
から構成されます。


解体、リサイクル、廃棄コスト


住宅は、いずれは役目を終え、解体されます。
改修時にも、一部発生します。


ライフサイクルコスト


建設してから、建物が存在し続け、最後に解体・廃棄されるまでの、全てのコストをライフサイクルコスト(LCC)といいます。
 ライフサイクルコスト=イニシャルコスト+総ランニングコスト+解体・廃棄コスト


ケーススタディ


モデルケースで、イニシャルコストとランニングコストの金額を見てみましょう。

延べ床面積30坪の住宅で、工事費は70万円/坪、イニシャルコストを、2400万円(設計、経費込)とし、物価変動はないものとします。

ランニングコストは、
 光熱費/年:40万円(平均月額3.3万)
 維持費/年:20万円(年10万+5年に1度50万)
 改修費/年:10万円(10年に1度100万円の改修を行う)
 ランニングコスト計/年:70万円
とすると、
 20年 1400万円
 40年 2800
 60年 4200

このモデルでは、35年以降ランニングコストがイニシャルコストを上回ります。
ランニングコストが大きな要素であることがわかります。

<続く>

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有限会社パルティータ 代表

庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。

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