赤ワインは、嗜好品として愛されるだけでなく、健康にもよいことが知られています。ワインに含まれるレスベラトロールと呼ばれるポリフェノールに疾患予防効果があることは以前からわかっていたのですが、その作用機序が最近解き明かされました。
オーストラリア、クイーンズランド大学生物医科学部准教授のLindsay Brown氏によれば、レスベラトロールが効果を発揮する機序として、
・アポトーシス(プログラムされた細胞死)を増進することにより癌を予防する。
・細胞保護を増進し、損傷を減らすことによって心臓の健康状態を改善する。
・活性酸素を体内から除去するのを助け、細胞への血液供給を向上させる。
興味深いことに、ワインをすぐに飲み込まずにゆっくりと口腔内の粘膜を通して吸収されると、血中濃度が100倍になることがあるとされ、ゆっくりとワインを口に含んで、その馥郁たる味覚を満喫することが、より健康的なワインの飲み方になるということです。
なんて素晴らしいことでしょう!!
吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア