火力発電所は石炭・天然ガス・石油を燃やして発電するので、CO2が発生します。
原発は、原子を爆発(核分裂)させたエネルギーから発電します。
でも、その爆発によって熱せられた原子炉への冷却水として膨大な海の水が吸い上げられ、温められ、
海に戻されるの繰り返しです。
私たちが電気を使い、特に深夜電力を利用した機器が普及するほどに、原発が海を暖めていきます。
京都議定書とやらで議題になっているのは「CO2の削減」だそうですから、
海水温度の上昇は問われていないのかもしれません。
しかし、そもそも温暖化を防止するのが目的だったのではないでしょうか?
目的と手段とが、おかしなことになっているのは、なぜでしょう?
そうそう忘れちゃいけない、CO2の替わりに核廃棄物という
処分の方法すら見つからない未知のブッソウなものを、しっかり出しているわけです。
でも、そこから先はジャーナリストに任せましょうか。
建築家にまずできることは、怪しいものを使わないように設計することです。
深夜電力を使わずに済む設備・エネルギーの有効な計画をし、
早起きが好きになるような朝日の美しく差し込む建物をつくり、
そして時々、専門家として日々の勉強の中で知ったことを、
「それ・・・イイことばかりじゃ無さそうですよ」と伝えることだと思います。
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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