夜道でライトを点灯させるためには、自転車をこぎ続けなくてはならないように。
そして原子力発電所は発電する量の調整もできず、運転するならフルパワー、途中で止めることは難しいのだそうです。
発電は、都市で電気が一番使われる際の量を見越してすることになり、その量が一日中生産・供給され続けます。
日中は電力消費も多いですが、夜中はグッと減ります。
でも原発の場合はフルパワー、止められません。
その夜中には余ってしまう電気を使ってあげる方法、それが深夜電力による蓄熱です。
電力会社は夜中にも電気を使ってほしいから、電気代をかなり安く設定しています。
エコキュートや電気温水器、電気式蓄熱暖房がそのための製品です。
それらの製品を取り入れたり、夜に電気を使うことは、イコール『原発の電気』を使っていることになります。
私たちが使っちゃうもんだから、原発が今日も動き続けます。
どこか遠くの村の問題のような気がしますが、原発のスイッチをパチッと入れているのは、じつは私たちです。
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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