- 湯沢 勝信
- 東京都
- 税理士
対象:税金
本日は生命保険による節税についてお話しします。
3.節税の仕上げは生命保険
個人の場合は先生方の死亡保障、あるいは生活保障という事で生命保険に加入される方が多いと思うのですが、個人での加入の場合、原則的に幾ら保険料を支払ったとしても所得から引いてもらえる額は10万円くらいにしかなりません。
ですが医療法人になった時に、契約者と受取人を医療法人という形にして一定の保険に入る。そうしますと医療法人で支払った保険料は、経費にする事が出来るのです。
また保険の中には、貯金と殆ど変わらないものもあります。
例えば100万円支払って98万円が戻ってくるといったようなものは、預けておいて好きな時に引き出す事の出来る銀行預金とそう変わりません。それにも関わらず経費に出来るわけです。
こうした保険をうまく利用する、即ち税務署に税金を払う代わりに保険会社に保険料を支払い、将来的に支払う事になる退職金などを貯めるための準備金にする事が出来るのです。
こうして生命保険を上手に活用する事によって、個人の時に比べ大幅に税金を安くする事が出来ます。
ご自分がリタイアした時に保険を解約して、そのお金を退職金とすれば、トータルで見ても税金を安くすませ、上手にお金を貯める事が出来た、という事にもなります。
これが医療法人での一番の節税方法です。