『ネーミングの秘訣9(前編)』 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

島田 千草
株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
東京都
ブランドコンサルタント

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閲覧数順 2016年12月05日更新

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『ネーミングの秘訣9(前編)』

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ネーミング ネーミングの秘訣
こんにちは、ノーメン・ジャパンの島田千草です。
『ネーミングの秘訣』シリーズの第9回目です。


♯9) 不況の時代を乗り越えられるネーミング(前編)




世界的な経済不況の波は、ノーメン・グループ海外オフィスの各国に少なからずとも悪影響を及ぼしていることを、先月のデュッセルドルフでのグループ内セミナーで感じました。


アメリカの状況は言うまでもなく深刻ですが、欧州でも、ドイツやスペインの企業が厳しい現実に直面しているようです。


こうした不況の時代には苦境に耐えながらも、市場の変化に柔軟に対応できる組織づくりや市場での揺るぎない地位を確立して生き残るための強い経営基盤が必要でしょう。


経費削減の徹底から、予算を大幅に縮小することや新規プロジェクトを突然中止することもありましょう。


ブランディング戦略、ましては''ネーミング開発''などに充てる予算なんてあるはずないと、上からのひと言で簡単に片付けられてしまうことも当然あるでしょう。


外部サービスへのコストを極力抑えるために、社内で次の商品やサービス名の開発に取り組むことは言うまでもなく、会社合併の際や、イメージ刷新を狙う目的で必要となる新社名についても、なんとか経営陣や経営戦略室のブレインチーム中心に新ネーミング探しに取り掛かる場合もきっと多いはずです。


数十年経っても色褪せない持久力を持ち備え、かつ、然るべき役割を果たし、今後への期待をより高めさせてくれるような、優れたいいネーミングを見つけ出すことは、企業理念や経営戦略をつねに意識されていらっしゃる方々でさえ、想像以上に難しいとお気づきになることでしょう。


昨今、重要視されつつある知的財産として、企業の''無形資産''として、マーケット対象各国において''商標登録可能であること''、さらに''ドメイン登録''のことも当然考慮するとなると、かなりハードルの高い要求が社名の名称開発には求められてきます。


簡単な思いつきの名前はほとんど商標登録されており、ビジネスでは使えない場合が多いようです。


だからといって、自分たちで生み出した新商品やサービス、苦労して築き上げてきた会社の新名称開発を社内でお考えいただくことに水をさすつもりは全くありません。


それどころか、ぜひ挑戦いただくことをお薦めいたします。


ネーミングをあれこれ考えているうちに、今まで気づいていなかった点や考えたことすらなかったことも、いろいろ見えてくることもあります。


例えば、商品開発者とマーケティング担当者や営業担当者では、立場の違いから同じ目線で開発中の商品を捉えていないことや多少の温度差があることなど、商品の名称開発チームを編成した際のディスカッションの場で見えてくることもあります。


同時に、こうした編成チームでネーミング作業を繰り返すことで、新商品発売に対する社員の意気込みを高めることにもつながります。


ではこれから、挑戦者である皆さんのお役に立てるよう、ビジネスの世界でネーミングを考える上で注意すべき点をいくつかお話しいたします。


最初に、あなた自身、以下の質問に答えてみて下さい。

1) ネーミング探しの素となるアイデアについて、周囲の人たちの反応はいかがでしたか?

2) あくまでも顧客の立場でネーミングを考え、何が最もアピールできる点と思いましたか?


続いて、いいネーミングと感じるあなたが一押しの案についてお尋ねします。
そのネームは、

3) はっきりと識別されていますか?また、覚え易いですか?

4) 簡単に読み書きできますか?

5) 商品やサービスを想起させていますか?

これについては、2つの考え方があります。

例えば、Coca Colaなら、すぐにあのコーラ飲料を想起できますね。

では、NikeやMcDonald’sを例にとって考えてみます。

ネームからは何のキーワードも伺えません。

確かに当初は名前の後にスポーツシューズやハンバーガーと付け足していた時期もありましたが、今では誰からも識別されるブランド名になっています。

想起性がなくとも、徹底したブランド戦略で簡単にイメージさせることが出来るのは、強いブランドと言えるでしょう

6) 競合ネームとはっきり区別されていますか?

競合と似かよったネームは、まず避けるべきです

7) 将来、事業領域を拡大しても対応できるネームですか?


さて、あなたのお気に入りネームは、上記の留意すべき点を上手にクリアできたでしょうか?

次回、不況の時代を乗り越えられるネーミング(後編)では、さまざまなネーミングタイプとその効用について取り扱っていきますので、ぜひお楽しみに。




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株式会社 ノーメン・ジャパン
www.nomenjapan.com