オープニングイメージの重要性 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

渡邉 康弘
繁盛店コンサルタント
茨城県
経営コンサルタント

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:経営コンサルティング

丹多 弘一
丹多 弘一
(経営コンサルタント)
西野 泰広
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2016年12月08日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

オープニングイメージの重要性

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 経営コンサルティング
  3. 経営戦略・事業ビジョン
繁盛店づくりのヒント

繁盛店コンサルタント「渡邉康弘の視点」



こんにちは
繁盛店コンサルタント渡邉康弘です。

今回の「渡邉康弘の視点」は
オープニングイメージの重要性について、触れてみたいと思います。


先日、銀座の宝飾店がダイアモンドを先着5000人に無料でプレゼントする
という、破天荒なプロモーションを行っていました。

マスコミがニュースやワイドショーで採り上げたり、抜群の話題性でしたが
当日は宝飾店の意に反して、収拾のつかない事態になっていました。


ここで私が疑問に思ったのは、大きく分けて3つあります。

先ず始めに、フランスの老舗宝飾店として日本の銀座に出店するにあたって
果たしてそのプロモーションは、銀座に出店する宝飾店イメージ戦略として
最良の手法だったのかというものです。

日本人の国民性から言って、欲しいものは並んででも手に入れるというのは
誰しも予想がつくことですが、どんな状況になるのか想定できなかったのかと
大きな疑問符が付きます。


2つめは、行列を作った客層です。
話題性はともかくとして、並ばせてお店に足を運ばせるには
将来的に、顧客として取り込みたいと考え、販売促進をかけるはずです。

今回の行列に並んだ客層が、果たして将来の優良な顧客になりえると考え
このようなプロモーションをかけたのかということです。


3つめは、開店当日の光景です。
マナーの悪い行列風景を繰り返しテレビで放送され、挙句には不手際によって
商品を受け取れなかった人たちから暴動のように怒号が飛び交っていたり
怒鳴り声を上げる人と店員の押し問答が、テレビで放送されたていました。

テレビの視聴者にとって、行列に対して悪い印象を持ちますが
その行列を作り出した店側にも、当然悪い印象を強く残す結果になります。

結果として、全国ネットの放送網を使い、
消費者に悪いイメージをアピールしたのと同じ結果になってしまいました。


なぜこんな話題を採り上げたかというと、飲食店の新規開店では
同じような意味合いのプロモーションが、行われていることが多いからです。



オープン時の間違ったプロモーション



あなたの街でも、ラーメン店などの新規開店で1杯100円で
多くの集客を作ろうとする広告などを、見たことがありませんか?

100円でないにしても、多くのお客様を集めるための過剰な割引券によって
多くの集客数を動員する手法は、いまだに多く見掛けます。


オープニングの勢いは、どのお店にとっても喉から手が出るほど欲しいものです。

しかし、ここには大きな落とし穴があるのを忘れてはいけません。


一気に大量の集客を掛けて、プロモーションとして成立するのは
通常の倍以上の瞬発力を出すことの出来る、大手だけの特権だからです。

なぜならば、本部や他のチェーン店から応援を呼び、通常の何倍もの人員で
万全の体制を作ってお客様を迎えることができるからなのです。

大量にオーダーをさばくためには、大量の作り置きや通常とは違う下ごしらえで
お客様を迎えなければならず、これでは自信をもって味わって頂く料理の状態
とは言いがたいものがあります。

また、長時間お客様を待たせたり、完璧な料理を提供できなかったり
これでは先程の宝飾店と同様、多くのお客様を集めて一生懸命
悪いイメージを刷り込もう、刷り込もうとしているのと同じになってしまいます。


先程、大手チェーンには許されると言いましたが、この混雑にも問題があります。
「混雑していてゆっくりできなさそうだ」というイメージは、どこか心の中に
しっかりと残ってしまうからです。


オープニングの勢いはとても大切なものですが
ここではしっかりと戦略を立てて、将来顧客として定着させたい客層に向けて
どれだけ、良いイメージを残せるプロモーションを展開できるか考えることです。

例え少しのお客様であっても、一人一人のお客様を大切にし、
しっかりとした強いメッセージを与えることが、確実な次回の来店へと繋がり
さらにはくちコミといった集客の広がりにも繋がっていくのです。

そして、その戦略は次回掲載する広告の反響にも繋がっていきます。


イメージをしっかりと創っていくことが、確実な次に繋がっていくということを
是非忘れないでください。


これからも、繁盛店コンサルタント渡邉康弘は
飲食店コンサルティングの現場から
繁盛店づくりのヒントを、分かりやすく発信していきます。



株式会社インプレス http