- 樋口 好伸
- LIVES FACTORY ライブスファクトリー 代表
- 大阪府
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
今、パーマカルチャーの本を読んでいます。
ご存知でしょうか??パーマカルチャー。
『人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系』
と、本に解説されています。
語源は
パーマネント=永久の
アグリカルチャー=農業
カルチャー=文化
から来ているそうです。
文化と言うものは、永続可能な農業と倫理的な土地利用
と言う考えを基盤にしたライフスタイルを提唱しています。
その実、、非常に機能的な考え方で、『生産』をベースに考えられた、生活空間の配置の事。
そんな風に僕は捉えています。
詳しい話、ご興味の方はコチラで⇒ http://www.pccj.net/
この本のな中、デザインについての答えが書かれていました。
自身では『機能を追求する先にデザインが生まれる』と、言ってきました。
が、この答えには、ずっと、しっくりとした感じが無く、
でも、他に言いようも無く??みたいな、少し気持ちの悪い感じが残っていました。
パーマカルチャーの核心はデザインです。と言う文で始まった、その答え。
『デザインとは物と物のあいだの関連の事である。』と書かれていました。
数多くの要素を理解し、それを繋げ、配置する事で、それぞれの要素の持つ機能を最大限に発揮
させる。デザインとは、その為の作業なんだと、、。
小さな衝撃でした。
気持ちの悪い感が、いっぺんにスッキリとしました。
建築に拘る者として、家を、それだけで捉え、デザインを完結させる事は、まずありません。
そこに住まう人、ペット、太陽、風、隣接する環境、道、職との関係、法律、庭、趣味、将来
などなど、数多くの要素を絡め、毎回毎回違った問題と向き合いながら、一邸、一邸を考える。
これは、デザインと言う、どこか繊細なイメージのする物ではなく、どっしりとした『作業』。
そんな風に感じています。
想いや、感覚を言葉にするって、難しいなぁ。。と改めて思い、
素晴らしい本との出会いをありがたく思いました。
感謝。
for the children
すべては未来の子どもたちのために。。
LIVES FACTORY
higuchi