- 坂田 岳史
- 有限会社ダイコンサルティング 代表取締役 IT経営コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
今日は、IT経営における、人とITの切り分けについてお話します。
尚、このコラムは、私が発行しているメルマガ「さかやんのコンサル日記」から抜粋してお送りしています。
http://archive.mag2.com/0000116110/index.html
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先日、以前から付き合いのある社長さんと世間話しをしていました。
その中で、私が以前ITを使って業務改革した話しをしました。
この業務改善は、ある中小製造業で注文を受けて出荷するまでまったく伝票類を作らずに担当者が自分の頭の中だけで管理しているのを(自分で台帳つけている)、受注伝票、作業指示、出荷納品伝票を作り、作業の速度と精度を向上させた話しです(業務改革と言っていますが、当たり前のことをやっただけ)。
すると、その社長さんは、それはうちにも言えることだ、ぜひうちもそうしたい!と言われます。特に受注数が少ないうちはそれほど管理しなくてもなんとかやっていけるが、受注数が多くなってくるととても管理できない。先の会社でも受注数が多くなると工場内が混乱していたのです。
ということで、来週からその会社に行って、まずは現状の業務を分析して、そこから問題点を洗い出し、解決方法をだします。
ここでのポイントは、ITでできることとできないことを明確にすることです。何でもITで片付けるのではなく、人間がやった方がいい箇所は、人間系で行う業務を設計するのです。
ちなみに、ある会社は仕事を外注する時に、価格だけでなく発注先の企業の繁忙状態、作業員のスキルなどを加味して発注先を決めています。このような判断はもちろんコンピュータよりも人間の方が優れています。このような知恵を無理やりシステム化してもうまく行かないと思います。
ITと非ITを切り分けるのも、業務改革では重要なことなのです。
今日の一言
「ITより人の方が賢い」
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有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(近畿経済産業局認定 ベストITサポータ)
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TEL:075-222-6951 FAX:075-222-6965
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私の理念
「一期一会」その瞬間を大切にします。