今日は以前にも簡単に書いたタイトルの件についてまとめてみます。
世の中には「節税は良いものだ」という前提が広く流布されていますが、
私はその前提ほど企業経営にとって悪いものはそうそうないと思っています。
場合によっては、節税が原因で企業が潰れることすらあります。
そのことをごく簡単な例を使って説明してみます。
こんな企業を例に考えてみたいと思います。
売上 1,000
費用 600
利益 400
税率 40%
税金 160
皆様ご存知のことかもしれませんが、念のために税制の基本を。
法人税や所得税と呼ばれる税金は、基本的に儲けに対して課税されます。
儲けとは利益(所得とも言います)です。
上記の例では、利益の400に対して課税されることになります。
税率の40%というのは、仮の数字です。
中小零細法人では、もう少し小さめの税率であることの方が多いです。
この例を使って、明日はよくある節税方法についてご説明を。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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