- 背戸土井 崇
- 株式会社SETO 代表取締役社長
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
人の記憶を書き換える事が出来るとすれば
あなたは何の記憶を書き替えますか?
現在、その記憶に関する研究を行っている記事をご紹介します。
''神経科学者のカリム・ネーダー氏(カナダ マギル大学教授)は、
「脳に蓄えられた長期記憶は一定の状態に固定されている訳ではない。
記憶は呼び覚まされる度に不安定な状態に戻る。
その時に記憶に変更が加えられれば、
それ以降は変更後の記憶が脳に再保存される。」
と、2001年11月にカリフォルニア州サンディエゴの学会で発表。
その後、ハーバード大学医学大学院の
ロジャー・ピットマン教授とともに共同研究に着手。
被験者にプロプラノロールを与える事でPTSDの症状緩和に
ある程度の成果を残している。''
−「記憶を消す」という禁断の研究−クロディア・カルブ
NewsWeek 27/5/2009より
同記事によれば、欲求に関する記憶を消去する事で
依存症も治療可能である事に言及されています。
「記憶を消す」という行為には
様々な意見がある事が予測されますが、
これが完成すれば、事故や犯罪体験の様な
思い出す度に辛くなる記憶を消去でき、
心の悩みを一つ解決する手法が増える事で
健康的な生活を取り戻す事ができる人が増える事かと思います。
心理を扱うNLPでも催眠を活用した
同様の症状の方へのアプローチ方法があります。
軽い症状であれば対応可能かと思います。
しかし、施術者のレベルによって成功率はマチマチのようですから、
深刻なお悩みをお持ちの方には、
この研究は大きな救いとなる事が期待できますね。