- 坂田 岳史
- 有限会社ダイコンサルティング 代表取締役 IT経営コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
今日は、IT投資の効果の考え方についてお話します。
尚、このコラムは、私が発行しているメルマガ「さかやんのコンサル日記」から抜粋してお送りしています。
http://archive.mag2.com/0000116110/index.html
---------------------------------------------------------------------------------
先日からある機関の依頼で、ITをうまく活用している会社に行って活用方法などを取材しています。今まで6社くらい行きました。
これらの会社で共通していることは、構築しているシステムは新規性あるのですが、その効果が定量的に出ていない、業務効率は向上しているが、売上向上や利益向上に大きく繋がっていないことです。
簡単にいうと、今まで手作業だった仕事をシステム化したことにより、業務効率が大きく向上した。
これはこれで素晴らしいことなのですが、戦略的な効果としては少し弱い。さらに、IT活用の効果を定量的に図ろうとしていないことも問題です。これはシステム導入費用を投資として捉えるのではなく経費として捉えているのではないでしょうか。
経費で捉えるなら、売上の○○%以内なら大きな影響ないなぐらいですが、投資なら必ずリターンを考えるはずです。
よく「費用対効果」という言葉がありますが、システム導入は「投資対効果」で考えるべきだと私は考えています。システム導入を「投資対効果」で考えるなら、定量効果を求めないといけません。まずは、ここから啓発しないとIT経営はうまくいかないのではないでしょうか。
今日の一言
「ITを投資と考えろ」
************************************
有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(近畿経済産業局認定 ベストITサポータ)
sakayan@daiconn.co.jp
http://www.daiconn.co.jp
------------------------------------
私の理念
「一期一会」その瞬間を大切にします。