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租税訴訟学会の国際租税法研究会に参加してきました

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租税訴訟学会の中で立ち上げた国際租税法研究会の第1回研究会に
参加してきました。

昨日14日18時から国連大学レセプションホールで開催された研究会は
租税訴訟学会理事である志賀櫻弁護士により
「国際租税法の概要と今日的課題」と題して講演されました。

志賀先生は、大蔵省勤務時代に国際租税畑を歩まれた方ですが、
昨日の講演内容は面白かったですね。
私は師匠である西野先生と参加したのですが、国税OBである西野先生は、
「あそこまで言ったら過去の自分の仕事を否定することになる」と
仰っていましたね。
懇親会の席で志賀先生にこの話をしましたら、国税の方であればそう言われる
かもしれないが、私は自分たちの時代にはこんなおかしな課税をすることは
なかったと後輩たちに言っているつもりだ、と仰っていました。
確かに志賀先生のお話は一本筋が通っていると感じましたし、志賀先生が
これまで書かれた論文を拝見しても、筋が通っているので、信念を持って
取り組まれていることを感じます。
師匠と対立したくはありませんので、あまり深く言及できませんが、
少なくとも強い信念に基づく深い研究の一端を見てきました。

参考資料としてお配りになられた英文資料を読みますと、昨日の講演内容が
国際課税における現在の取り組みの問題がよく整理されていることに
気付きます。
OECDの取り組みに対して、いかにわが国の税制が遅れているのか。
そもそもわが国の税法の規定が、特に国際租税の分野においては、
精緻化されておらず、租税法律主義の見地から見て問題が多いのですね。
この点をどのように直させていくのか、我々実務家からも積極的な提言が
求められているのかもしれません。

また、提言ということについては、租税訴訟学会として9月に行う予定の
シンポジウムでは、不利益遡及立法に関する研究提言を行うことを目標に、
パネルディスカッション形式のシンポジウムを行うことを計画しています。
私自身も今月発売の税法学に論文を書いたテーマですから、非常に関心が
高いテーマで、実務家にとってとんでもない結果を引き起こしかねない
問題を孕んでいますので、何としても提言にまで結び付けたいところです。

昨日の研究会の後の懇親会では、ストックオプション事件の補佐人税理士
として13件の訴訟に関わってきた志岐昭敏税理士がご挨拶をされました。
ここでも確定申告時期に書評を書いたところですが、志岐先生は
「ストックオプション判決にみる課税事実の捏造と税法適用の偽装」
という本を自費出版され、ストックオプション事件における裁判の不当性を
強烈に批判された方です。

昨日の研究会でも
「租税法律主義実現のための原則試案
―課税事実の捏造と法適用の偽装を防止するために―」
というリーフレットをレジュメとして配布され、
山下副会長が配布した
「納税者の権利と公正な三権の確立 租税法制定・運用者の良心の確保」
(公正基準制定第三者委員会)というリーフレットとともに、
納税者の権利を保護し、租税法律主義を徹底させていくための活動として
壱岐先生、弓削教授(九州共立大学)らにより、納税者支援組織を作っていく
方向性が確認されました。

懇親会の席で壱岐先生とお話させて頂く機会がありましたが、信念の人ですね。
考え方や、特にストックオプション事件に対する捉え方など、私とは
相容れないところも多いのですが、納税者に対する熱い想いを行動に
移せる方はなかなかいらっしゃいませんし、
私も微力ながら、できる限りのご協力はさせて頂きたいと思います。

壱岐先生の本やご意見は表現が過激で、そのために誤解を受けている
ように思います。
表現を注意し、専門家以外にもわかるようなやり方にできれば、賛同者は
増えてくるのではないでしょうか。
補佐人税理士を考える上で、志岐先生の書籍は是非一読願いたいものです。

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