- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
ウェブサイト企画者の書く書類
環の小坂です。
5月下旬にウェブサイト企画者やウェブサイト運営者、ディレクタ向けのセミナー研修を行う予定です。
それに関連し、ウェブサイト企画者が行うべきタスクについて
そのドキュメントに注目して再度整理しておきます。
ここで言う「ウェブサイト企画者」は
・社内のウェブサイトの企画をする人
・ディレクタとして制作に依頼をする人
・ウェブサービスを運営する人
・ウェブサイト制作を外部に発注する人
などを指します。
ウェブサイト企画者の書く(理解する)書類リスト
案件の性質にもよりますが、必要なものとしては下記があります。
・議事録:社内外の打ち合わせの議事録
・企画書:コンセプトやターゲット・目的・関係者をまとめたもの、与件の整理も必要です。
・事業計画:ECなどで必要で、売上や会員数などの目標を管理していきます。
http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/43464
・サイトマップ(サイトフロー):サイトの構成をまとめたもの
http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/43427
・スケジュール:その細かさは段階により異なります。
http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/43730
・機能一覧:システムの要件一覧
・ワイヤーフレーム:主なページ(トップなど)の構成要素や注目点を図示したもの
http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/50227
・画面フロー:システムの要件がある場合にその機能を図示したもの
http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/43589
・ER図:必要な記録項目をまとめ関連させるもの
http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/50962
・コーディング規約:構築にあたるルールきめです。
画面サイズやファイルの保存ルールなども定めます。
過去にコラムとして書いたものも記載しています。
書く順番は案件にもよりますが、上の順番がオーソドックスです。
これらは企画者が書いたり、製作者が書いたりすることもありますが、
企画者・依頼側もある程度書いておくことが大切です。
これらのポイントは「伝える(伝わる)」であり、伝わらなかったときに
依頼者も困るためです。
ウェブサイト企画や運営でのトラブルは依頼側のドキュメンテーションの起因することが多々あります。
弊社でもサービスを企画するときの成否のポイントはここにありますし、
受託案件でも成否の鍵は実は弊社側にあるのではなく、
顧客側にあることが多いです。
(ここで言う成否とはサイトの効果を指します。)
依頼側・依頼される側で役割分担を決め、都度ドキュメントを協力して残していくのが
良いと思いますが、投げっぱなしは絶対に避けましょう。