- 坂田 岳史
- 有限会社ダイコンサルティング 代表取締役 IT経営コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
今日は、システム導入する場合に、まずは全体計画が必要なことを、お話します。
尚、このコラムは、私が発行しているメルマガ「さかやんのコンサル日記」から抜粋してお送りしています。
http://archive.mag2.com/0000116110/index.html
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私は、今歯医者に通っています。実は、結構虫歯が多く、以前から痛かったのですが、歯医者に行く時間がないので我慢していました。
しかし、どうしても虫歯が痛いのでしかたなく歯医者へ・・・
歯医者へ行って口の中を見た先生は、いきなり「パノラマ!」って言いました。
つまり、あまり虫歯が多いのであご全体のレントゲン写真をとるようです
(これを歯医者ではパノラマレントゲンと呼んでいる)。
パノラマを見たときの先生は、「う〜ん、これはかなり難しい治療だな・・」って言いました。
私「先生、難しいから遣り甲斐あるでしょ」
先生「ま、なんとかやってみます」
どうやら、私の虫歯はかなりやっかいなようです(^^;
現在、ある企業のITコーディネートをやっています。この企業では、基幹システムからWebシステム、さらに周辺システムまで全ての企業活動における全ての部分をIT化しようとしています。
実は、数ヶ月前この会社からITコーディネートの依頼を受けた時、担当の取締役の方から、全社的の業務を統合するシステムを構築したいと言われました。この会社は中堅クラスで拠点も複数あり、業務も複雑(^^;
私「これは、かなり難しいですね」
取締役「先生、難しい方が遣り甲斐ありますよね」
さかやん「ま、なんとかやってみます」
(なんか、さっきと同じ会話だな・・)
さて、何から取り掛かろうかということになり、まずはITの全体計画から作成することになりました。実はこの企業、現在システムが入っているのですが、後から追加追加とシステムを拡張したため、かなり継ぎはぎだらけのシステムになっています。
今回は、スクラップ&ビルドの考え方で今のシステムにとらわれずに、あるべき姿を描きそれを実現する方向で検討しようということにしました。
まずは、各業務を明確に定義して、業務と業務の間でどのような情報を交換しているか洗い出します。
次に、各業務で必要なシステム機能を定義していきます。今回は、業務単位でパッケージを活用する方針をとっていますので、定義した機能があるパッケージを選定していきました。
あれやこれやとやっているうちに、適合するパッケージも見つかり全体の機能関連図にパッケージを当てはめることができました。
現在、情報化企画書が完成し、後は各パッケージを調達し開発に入ろうとしています。なんとかここまでできたのも、最初にきちんと全体計画を作成したからです。
ちなみに、先の歯医者の先生ですが、治療を始める前にきちんと理療計画を話してくれました。まず奥歯の根の治療します。次に前歯などなどと・・
現在治療中ですが、なかなか順調な感じです。
やはり何事も、最初の計画づくりが重要なのです。
今日の一言
「まずは全体を見渡す計画を作れ」
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有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(近畿経済産業局認定 ベストITサポータ)
sakayan@daiconn.co.jp
http://www.daiconn.co.jp
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私の理念
「一期一会」その瞬間を大切にします。