- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
ホームページの場合でも「中央値」は有用である。滞在時間を例にとろう。下記はあるホームページの滞在時間である。
2006/07/19 01:11:12 11秒
2006/07/19 01:12:32 10秒
2006/07/19 01:25:42 9秒
2006/07/19 02:19:16 26秒
2006/07/19 02:19:54 25分15秒
上記を平均すると5分14.2秒になるがこの値は意味をなさない。なぜなら25分もの滞在は、おそらくその1ページをじっくり読んでいるのではなく、TVを見たりするなどブラウザを放置した可能性が極めて高いからである。上記滞在時間では、中央値は11秒になる。これは実際に Web ページを読んでいた人がどれくらいの時間をかけたかの目安として信用性の高い数値である。
混ぜるな危険、割っても危険
上のグラフを見て欲しい。(図1「訪問回数と訪問者数の関係」参照)
これはあるホームページの「訪問回数別の訪問者数」を表している。平均訪問回数は1.9回である。この数値から「平均訪問回数が1.9回だから、来月は2回以上になるように目指そう」などといった誤った見方をすると、データの罠にはまることになる。上記のグラフの平均は意味をなさないのである。
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