確定利回りの保険の商品は固定金利です。預金金利が低いように保険の利回りも低いのです。その低い金利が、契約期間中は固定されます。景気がよくなり市場の金利が上昇してもそのままなのです。そうすると金利が低いだけではなくリスクが発生します。それがインフレリスクです。
インフレリスクとは物価上昇による貨幣価値の低下リスクです。最近で言えばガソリンが急上昇し、同じお金で半分の量しかガソリンを入れられなくなりました。ということは貨幣価値が半分になったということです。それが全てのものに波及する可能性があるということです。
今のような時代にお金を貯めるのであれば、金利が変動する商品のほうが安全です。保険の元本を確保された商品は金利の高いときにはいい商品ですが、今のようなときにはよくありません。
現状では、保険は保険、預金は預金と分けたほうが将来のことを考えると安全でしょう。
もし保険と預金をどうしても組み合わせたいというのであれば外貨建て商品(利息の高い国)、または変額保険などがいいでしょう。もちろん元本は保証されていませんが。
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このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
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