住まいのなかで、「階段」をどこにつくるか?で住まい方が大きく変わってくるため、設計を考える上でも、そこに住まう方のライフスタイルを十分確認することが必要なのです。
たとえば、小学生のお子さんが自分の部屋があっても、ダイニングやリビングで勉強しているケースが多いなどの傾向は、この数年注目されているライフスタイルの一つですが、そのような場合は「階段」がリビングスペースにあると便利であり実用的だと言えます。 家族が帰宅して家族のいるリビングスペースに一旦入り、そこから個室へ向かうことで家族が必ず顔を合わすというメリットの場合もリビング階段は有効でしょう。
また、来客が多くリビングスペースを応接間として位置づけていたり、または、応接間とつながるリビングなどの場合は、「階段」は玄関ホールや廊下からの位置づけのほうが便利ということになります。
そして意外と忘れがちなのか「階段」のデザイン。 実用的で安全であることは第一ですが、素材やライティング、段板や手摺デザインなどを考えることで「階段」はとても美しい空間にもなります。
自分に合った、家族のライフスタイルに合った「階段」をぜひ考えてみてはいかがでしょうか。
快適な住まいを実現するには「インテリアから考える」ことが大切です。
●日常をお伝えしているブログ酒井正人DesignDiary
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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