巨大消費市場中国の現状〜砂上の楼閣〜(3) - 不動産投資・物件管理全般 - 専門家プロファイル

尾野 信輔
株式会社えん 
不動産投資アドバイザー

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対象:不動産投資・物件管理

中村 嘉宏
中村 嘉宏
(宅地建物取引主任者)
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(宅地建物取引主任者)

閲覧数順 2016年12月03日更新

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巨大消費市場中国の現状〜砂上の楼閣〜(3)

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景気動向 国際
最近、あっていた映画で「007/慰めの報酬」というのがありました。
まだご覧になってない方がいらっしゃればスルーしていただきたいのですが、悪の企業が求めていたのは武器や石油ではなく「水」でした。

日本においては森林法が制定されていますので、非常に豊かな森を有し、水資源には事欠きません。
しかし、最近はこういった話が。

毎日.jp【千波万波】より
狙われる日本の水源林=潮田道夫
 日本の水源林が狙われているという。狙っている相手をなかなか確定しにくいようだが、研究者はひしひしと脅威を感じているらしい。

 東京財団がまとめた「日本の水源林の危機」という報告によれば、日本一の降雨地帯、三重県の大台ケ原の近辺の水源林に中国企業が触手を伸ばした。森林を伐採して中国に輸出しようという計画だったが、自治体が慎重だったので見送られた。長野県の天竜村でも似たような事例があった、という。

 日本林業が苦戦しているのに山奥の森林を買ってもうかるのか。不思議に思うが、もうける方法がある。伐採後に植林をしなければ立派に利益が出る。もちろん森林法違反である。

 中国企業の事業意図は不明だが、伐採しっ放しのつもりだったのではないか、という疑いが残る。伐採しっ放しで荒廃した山が各地に出現している。

 日本の森を買収しようとする動機として、近年注目されているのが「水」である。

 中部地方や九州地方では、経営不振に陥った酒造会社を外資が買収する動きが目立つそうである。酒を造ろうというわけではない。酒造会社が保有する水源と取水口が欲しい。

 世界を見わたせば「水不足」であり、その傾向は強まるばかりだ。中国の黄河はあちこちで水が枯れ流れが途切れている。世界の穀倉・米国のグレートプレーンズのオガララ帯水層は、雨水で補充できない化石帯水層であり、取水制限が始まっている。インドの水不足も深刻。

 世界の水資源を開発しようとする「ウオーター・ファンド」が注目され、07年末で27本2000億ドル(20兆円)が集まる時代だ。

 責任をもって管理してくれるなら外資も歓迎だが、投機目的なら日本の水が危うい。地下水は環境省、河川は国土交通省、森林は林野庁という「縦割り行政」の結果、「水の防衛」ができていない。危機は刻々と深まっている。(論説室)


中国では毛沢東の大躍進時代に重工業に傾注するあまり、農業をおろそかにしたしたという歴史があります。
各地の、それこそ庭先で製鉄をするために、「薪」として木を無計画に伐採したという話もあります。

中国では、年に数回大洪水が起き、温暖化との関連づけもよくされているようですが、実際には「木を植える」という習慣がなく、治水できないのが原因と言われております。

この水の問題は中国にとってはそれこそ死活問題で、様々な方面で大規模なダム計画も進行中のようですが、陸続きでつながる大陸の難しさなのか、近隣諸国との折衝がうまくいってないケースもあるようです。

特に、パキスタンやインドなどは言わずと知れた核保有国家。
水が原因で核戦争ということにはならないでしょうが、この水の問題は様々の問題の遠因になるのではないかと思います。

しかし、水の件に関しては、日本の林業も安泰ではないので、良く注意する必要があります。



参考リンク:[現代中国経済] 3-3. 大躍進運動とその悲劇