水戸のいえ、1年検査 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

木村 真理子
一級建築士事務所 木村建築研究室 建築家・一級建築士事務所主宰
東京都
建築家
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水戸のいえ、1年検査

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仕事場から
 先の土曜は、一年検査で久しぶりに水戸まで出かけました。

 外観は、そとん壁の色合いが落ちついて、木部も色合いが多少増していい感じになっていました。もう一息、植木が育つとしっとりと緑に包まれたいい家になることでしょう。
 内部も、木部のつやが増した感じです。色合いも落ちついてきて、白壁とのコントラストが映えて来ました。

 竣工後も木材が多少は乾燥収縮するので、木と取り合うボード面の隙き、チリ切れや塗膜の浮きが出ますが、意外に少なくて優秀です。
 検査では、気になるところのボンドコーク入れの手直しをお願いし、多少ねじれなどで滑りが悪くなった建具やケ込み板の手直し、床のささくれ部分の補修などを指示した程度で、あとはこれといった不具合もなく済みました。

 1年間暮らしてみての建て主さんの感想は、夏も冬もほとんどエアコンを使わず、冬は床暖だけで過ごせたとのこと。
 暖冬だったとはいえ、ワンルームのような大空間。また、集合住宅から越していらしての体感。私も工事中の水戸の冬の寒さは体験済みなので、明らかに断熱がしっかりと効いているということです。よかったあ!

 そして、やはり、調湿壁の部屋の空気がまろやかなのを実感してくださってました。
 費用が許せば、左官や機能塗料塗りの壁は絶対におすすめです。
 ただ、冬の過乾燥時期と花粉の時期の過ごし方の工夫が課題と感じました。過乾燥空気の対処法と外に干せないふとんや洗濯物の処理などです。

 また、無垢板床は、反りや隙もなく、足触りも問題ありませんでした。細幅床材ということもありますが、ヒートポンプ式温水床暖房の温水が高温にならないことも効いているように思います。もうちょっと調べてみようと思います。オール電化のランニングコストや温度ロガーによるデータについても、また後日確認しなくては。

 引き渡しをしても、このように検証や対処を考えながらの仕事は続きます。

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