日本人と中国人 どっちがお金持ちでしょうか? - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

前田 紳詞
代表取締役
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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日本人と中国人 どっちがお金持ちでしょうか?

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世界旅行から学ぶ資産運用講座 2009年2月上海最新現地レポート

日本人の厳しい家計状況




ライフプランをコンサルティングする上で数多くの人々の収入や資産・貯蓄内容を見てきました。

日本では高齢者の人たちが資産をいっぱい持っています。
統計では60歳以降の人の平均資産は約2,500万円です。

60歳未満、特に30代以下の人たちは悲惨な状況です。
ほとんど資産がないか、住宅ローンの支払で食い潰していきます。

ライフプランシュミレーションを立てると、年金未支給の60歳から65歳の間に資産がマイナス、すなわち破産する人が続出します。

これが未来の日本の姿?!


中国人の家計状況




上海人の平均月収は3万円から5万円です。

政府支給の住居に住んでいれば家賃はほとんどかかりません。
物価が安いので生活費は1万円から2万円ぐらいですみます。

そうすると毎月2万から3万円は貯金できます。
統計でも中国の貯蓄率は40%です。(日本は2%ぐらい、米国はマイナスからプラスに変わってきました。英国は今もマイナスです)

30代以降の人たちは倹約を続けながらお金を蓄えています。
(写真1は倹約しながら蓄えるおじいちゃん・おばあちゃんたちが朝の太極拳をしている風景)


1980年を境に変わる価値観




”80後世代”という文化大革命以後、1980年以降に生まれた20代以下の人たちは価値観が違うためお金をジャンジャン使います。

前回、説明した20代女性は特にそうです。(写真2は若い人たちでいっぱいの美容院)

30代・40代の人たちも国内や海外旅行が活発になってきました。

世界で一番海外旅行しているのは中国人です。世界中の観光地でお得意様になっています。

最近ではこんなツアーも企画されました。

”アメリカ不動産買付ツアー”

”欧米機械買付ツアー”

多数応募があり抽選になったそうです。

中国は米国債保有残高で日本を抜き世界一になっています。

今の中国は1980年代のバブルに入りだす日本の姿に似てきています。