熟年以降に住宅を取得される際のメリット・デメリット - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:家計・ライフプラン

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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熟年以降に住宅を取得される際のメリット・デメリット

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不動産 持ち家・賃貸・住宅ローン
熟年以降に持ち家を取得されるメリットとデメリットを整理しました。
これからの住いをどのようにするかお悩みの方の一助になれば幸いです。

※これから購入をお考えの場合に考慮すべき点。

☆住み替えのリスクが発生します。
60歳を超えると、バリアフリーの住いが必要になります。
現在持ち家の場合にはリフォームが必要になります。
将来は介護施設(特養、グループホーム)への入居も視野に入ります。
長期間の不在には留守宅管理も必要になり、もし有料老人ホームへの入居をお考えであれば、売却で資金を得る事も考えられます。

これらのリスクを考えると賃貸住宅への住み替えもご検討ください。
住居購入のための金融資産があれば、賃貸でも余生が過ごせる可能性は大きいのです。

☆購入・賃貸何れでも住居の立地は重要です。
医療施設の遠近の確認は欠かせません。近くに充実した医療機関があれば、医療に関する不安から解放されます。

また、自治体の高齢者への支援には濃淡がありますから、こちらの確認も必要です。自治体のホームページで、高齢者、介護、福祉サービス等で検索すれば、該当部署や施策などが確認できます。

私は、都心での購入をお勧めします。(地方であっても都会の中心へ)
都心であれば、タクシーはワンメーターで殆どの施設(病院、大店舗、商店街、官公庁、文化施設等)が利用可能です。また、大都会であれば地下鉄などの交通機関も使用できますのでより便利な暮らしが可能になります。都心であれば車を所有しない生活も可能です。

※立地条件がよければ、将来売却される際にも、早めの現金化が可能です。その点からも都心で住宅購入することをお勧めします。

☆都会での生活は費用が掛かるとお考えの方に
郊外から都心に出る費用を考えますと、都心での生活は生活費は若干高くなりますが、移動のための費用や車のランニングコストなどが掛かり、トータルの生活費は変わらないものと推察いたします。

☆マンションの購入では
高層階よりも低層階それも階段で上り下りが可能な階数をお勧めします。エレベーターの点検、万が一の事故、地震による停止等々、エレベーターが使用できないリスクに対応するためです。

☆二世帯住宅をお考えの場合
二世帯ショックが発生します。子供達は子供達の考え方、ライフ・スタイルがあります。生活への考え方も違う人が集う家との割りきりが必要です。ご自分たちの考えを押し付けないことも重要ですし、子供達に遠慮することの無い生活スタイルを可能とする設計をお考えください。近しい中でも仲違いしない保障はありません。お子様達と充分に相談

また、複数のお子様が居る場合には、相続対策も念頭に置く必要があります。当該建物をご一緒に住んでいる方に遺すならば、等価で金融資産や別の不動産を兄弟に残される工夫も必要です。

二世帯住宅でなくても、持ち家がある場合の相続対策は必要です。一人だけが得する相続は争族の元になります。全ての財産を評価した上で、均等にわたるようお考えください。


以上です