- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
この言葉、結構好きで使わせてもらっているが、
「古くなって、美しくなる」と言えば、やはり自然にある素材である。
現場報告をしていた「晴耕雨読の家」は、総て板張りの外装である。
それを浸透性の自然塗料を使って「ブルーグレー」に塗っている。
「ブルー」は紫外線を受けて、まず先に抜けてゆくだろう。
その頃には、板自体がグレーがかってくるはずだから、
地のグレーが抜けてゆく中でだんだん馴染んでくるはずである。
軒の出のあるところの外壁は、板を横張りにしているが、
軒の出のないところは、ウッドシングル葺きとして表情を変えている。
雨の当たる外壁と、そうでない外壁では色目が違って来るはずだから
その辺も予想して、あえて表情を変えている。
時間が経った時の家の姿を思い描きながらデザインを考えるようにしないとね?
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