しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
スペインの結婚は、他のヨーロッパ諸国同様、日本と大きく異なります。
まず、結婚しても夫婦別姓が基本で、日本のような「結婚は家同士のつながり」という考えはありません。
完全に「個人」の考えが尊重され、結婚も本人同士の問題という価値観が一般的です。
そしてこれも、他のヨーロッパ諸国と同様、事実婚制度があります。
スペインで事実婚は「Pareja de hecho(パレハ・デ・エチョ)」と言い、相続以外は結婚とほぼ同じ権利を得られるシステムです。
結婚までのステップとして、この形式をとるカップルが多いです。
事実婚の状態で子育てをすることも決して珍しいことではありません。
これも、出産や育児は夫婦が結婚していることが前提となっている日本とは大きく異なる点です。
ただスペインでは、婚姻数が毎年減少している一方で、離婚数が年々増加しています。
個人が尊重される中で、経済的にも男性も女性も自立しているため、離婚へのハードルが低くなっているのかもしれません。
また、結婚と子育てが結びついていないことも、離婚率をあげる要因と言えるでしょう。
事実婚にはメリットも多いです。
しかし、結婚が家同士の問題であることや、子育ては両親の結婚が前提という価値観のおかげで、日本では離婚前に何度か別れを踏みとどまる理由があるとも言えると感じました。
踏みとどまっているうちに、歩み寄る方法が見つかる場合がありますからね。
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このコラムの執筆専門家
- 舘 智彦
- (東京都 / しあわせ婚ナビゲーター)
- 仲人の舘 matchmaker
あなたは、本気で結婚したいですか?もちろん、私も本気です!
仲人という仕事に自信と誇りを持ち、朝から晩まで本気で取り組んでいます!私は、口が上手い訳でも、押しが強い訳でも、魔法を使える訳でもありません。私にできること、それは婚活のプロとして、結婚を望むすべての人をしあわせ婚へナビゲートすることです!