お正月に母と会ったときの悟り - 性格・コミュニケーションの不安 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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お正月に母と会ったときの悟り

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  1. 心と体・医療健康
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年が明けましたね。2023年もどうぞよろしくお願いします。

 

私は一人用のおせちでゆったりのんびりお正月を過ごしました。特に元旦は完全に惚けてました。日課のエクササイズもせず、朝からダラダラ、幸せでしたねー。で、2日から少しずつ通常モードへ。

 

この2年は新型コロナを理由にお正月に実家に行くのを避けていましたが、今年は久しぶりに実家詣で。母は相変わらず私には関心を示さず、いつものように「聴いて、わかって、ほめて」アピール全開でしたが、我ながらスルー力が向上し、いちいち反応することなく聞き流せました

 

今まではどうしても母に自分の望む母親像を求めてしまい、接するたびに失望と怒りを覚えていましたが、ようやく「この人はこういう人だからしょーがない」と思えるようになりました。何十年もかかりました。親への期待を手放すのは本当に難しいですよね。

 

だから、今親との関係に悩んでいる方もあきらめずに気長にとりくんでみてください。

 

とりくむというのは、親が変わることを待つのではなく、自分の期待を手放していくことです。

 

このとき大事なのは、親への期待を手放すと同時に、親からの期待に応えることも手放すようにすることです。

 

私は物心ついたときから親の期待に応えようといい子を演じてきました。お姉ちゃんとしていい子でいれば親に認めてもらえる、正確に言えば、いい子でいないと認めてもらえないと思いこんでいました。今思えば物心ついたときからすでにとても生きづらかったです。とても。

 

残念ながら私の両親は、私が望むような愛情を子どもに示せない人たちでした。それは私がいい子でなかったからではなく、彼らの能力の問題だと今ならわかります。でも子どもにはわかるはずがありません。だから、私は無意味な努力をし続けました。

 

でも、今は親の期待に応えても私への期待が増すだけで私の希望は叶わないと理解しているので、もういい子は卒業しました。年越しを一緒に過ごすこともやめました。

 

ただ、頭で理解しても、実行するのは簡単ではありません。いい子をやめるには罪悪感が伴います。自分は親不孝なのではないかとか、人でなしなのではないかなど、さまざまな葛藤がありました。これらは少しずつ試して慣れていくしかありません。私の場合は独力で20年くらいかけて今に至っています。

 

望むように親に愛されなかったことはとても寂しく残念なことですが、親への執着やいい子への強迫観念を手放せて、私は今とても自由を感じています。

 

人間関係の原型は親との関係にあることが多いです。昔はカウンセリングも情報量も少なかったので私は時間がかかりましたが、今ならさまざまな情報にあたって自分に合いそうなカウンセラーをいろいろ試せます。ぜひ選択肢として検討してみてください。

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