バリアフリー導入編(トイレその参) - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

やすらぎ介護福祉設計 代表
埼玉県
建築家
048-935-4350
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

バリアフリー導入編(トイレその参)

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造設計
バリアフリーのポイント
今回はトイレにおいて、「障害をもたれた方が利用し易いトイレ」についてお送りします。

障害といっても様々な種類がありますので、代表的な症状に合わせたトイレを紹介します。

1.車いすを使用されてる方のトイレ
(スペース)
・介助が必要か否かでスペースが変わります。
・車いすでのアプローチの仕方も個々で異なり、「正面から」「ナナメから」「側方から」のタイプに分かれ、手すりの位置もあわせて変わります。
・便座から落ちてしまったとき用の警報ボタンが床面近くに必要になります。
・トイレ内で転回が必要になったりもするので、スペースがない場合は隣に面する洗面所を改修し、一体的に使用する場合が多いです。廊下との段差があったり、便器や洗面台を移動すると配管の移動工事が必要になり、コストがかかるので十分な確認が必要です。
(便器)
・車いすの座面高さに合わせ、43〜45センチが標準的ですが、個々にあわせて調整します。重要なのは、トランス(移乗)時に便座がずれないことです。
ウォシュレットは便利ですが、暖房付き便座は低温やけどにならないよう注意が必要です。
(とびら)
・引き戸が望ましいですが、アコーディオンカーテンを代用する場合が多々あります。

車いすで利用される方のフィッティングはもちろん、健常のご家族にも使い易いトイレ計画をすることが重要です。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

次回は、「障害をもたれた方が利用し易いトイレ(片麻痺の方用)」と「ポータブルトイレの扱いについて」を1/29にお送りします。

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(埼玉県 / 建築家)
やすらぎ介護福祉設計 代表

子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を

医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう

048-935-4350
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「バリアフリーのポイント」のコラム

2017国際福祉機器展開催(2017/08/07 07:08)

エレベーターのある家(2017/06/05 08:06)

谷啓さんと福祉住環境(2010/09/22 01:09)