事業計画の作成ポイント;詳細事業計画を書くーその1 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

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尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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事業計画の作成ポイント;詳細事業計画を書くーその1

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経営戦略 事業計画
こんにちは。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。


このコラムでは、事業計画のタイトルのもとに''事業計画をどのようにして作成していくの''、主要ポイントをシリーズ化

して以下の項目について説明していきます。


今回は、その第4回目として、"詳細事業計画を書くポイント"について説明いたします。


詳細事業計画には、以下の項目が含まれます。

(1)対象市場の見方・認識

(2)営業・販売計画

(3)広告・宣伝計画

(4)人員計画

(5)財務計画



起業・創業した事業を立ち上げ:継続していくには、売上の確保・集客が必須となります。


中小企業庁が毎年発表しています中小企業白書によりますと、ベンチャーを含む中小企業の廃業率が開業率を上回っていま

す。

廃業の最も大きな原因は、売上げの減少・確保が困難になります。
つまり集客が難しい実態があります。


そこで、このコラムでは、上記(1)〜(3)の項目に焦点をあてて説明していきます。


(1)対象市場の見方・認識




対象市場を見るときに、事業計画の観点からは下記の切り口で書き出します。

A.市場認識:対象市場を具体的に記述する
B.対象市場を数値化する(市場規模の算出)
C.新規性・差異化を明確化する


A.市場認識:対象市場を具体的に記述する



可能な限り、具体的に対象市場や顧客象を書き出して、なぜこの事業を行うか、お客にとって受け入れられるポイントは何か、

競合他社に対する差異化のポイントは何か、などの点を箇条書きしていきます。

・日本国内で事業する場合、日本全体の市場の動きは、たとえば、右上がり・横ばい・右下がりか、あるいは、市場規模はxx

円、yy台などの切り口で全体像を書き出します。

・次に、競合他社の商品やサービスなどの事業内容と強み・弱みなどの分析や仮定を書き出します。

・上記二つのポイントから、起業家が市場参入する場合の強み・弱み・課題を書き出します。
その結果、''私はこの製品やサービスをどの市場のどのような顧客に、幾らで販売・提供すれば、このくらいのマーケットシェ

アや売上金額を確保できると''とします。

この記述内容が、市場認識となります。




B.対象市場を数値化する(市場規模の算出)



ここでは、以下の項目について明確に書き出します。

・私の事業のお客様を具体的に詳細に書きます。
たとえば、個人がお客の場合は、ある地域のzz県とかww市のvvvというように地域、性別、年齢、所得層
などで細分化して特定します。

相手が、企業の場合は、会社規模、業種、地域、などで細分化して特定します。

上記AおよびBの記述内容が、具体的で詳細なほど、起業家にとって対象市場やお客様像が明確になり、数値で表現すると具体性

が向上し、事業成功の可能性が高くなります。


C.新規性・差異化を明確化する



上記B項で明確化したお客様に販売・提供する商品やサービスの強み・弱みを一覧表で書き出します。

比較する項目は、以下の通りです。


・商品・サービスのコンセプト
・差異化ポイント
・対象顧客
・価格
・コスト
・販路・営業手法

可能であれば、競合他社は最低限でも2社リストアップして自社との間で、上記項目ごとの強み・弱み・課題を書いて一覧表に

まとめます。

これで、自社の強みや弱みが一覧で比較でき、弱みを解決する課題も見えるようになります。


今回は、ここまでとします。

次回は、引き続いて詳細事業計画を書くポイントについて説明いたします。

私のコラム記事についてコメントやご質問があれば、何時でもご連絡ください。お待ちしています。


今後ともよろしくお願い致します。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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