離婚後の心のケア - キャリアコーチング - 専門家プロファイル

阿妻 靖史
パーソナルコーチ

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閲覧数順 2016年12月04日更新

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離婚後の心のケア

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 恋愛セラピストのあづまです。こんにちは。

 離婚は、経済的にも精神的にも負荷が重いものです。そして離婚後は、離婚前には予想しなかったような精神的な落ち込みを経験することがあります。これは、離婚を言い出した側(ふった側)にも、そのパートナー(ふられた側)にも、両方に起こりうることです。

 離別の心の痛みは、誰にでもあるものです。この心のケアを上手にしないと、離婚後ずっと罪悪感を引きずって、次の出会いのない孤独な人生を送ってしまったり、うつになるなどの心の問題を抱える可能性があります。

 離婚後の感情は多くの場合、自分が悪いことをしたのではないかという「罪悪感」そして、自分にはどうすることもできなかったし、どうにかする力がなく無力であったという「無力感」が根底にあるのではないかと私は考えています。また、そのために不安を感じることもあります。
 そして、離婚後はこれまであったつながりが失われ、愛情を与える相手も受け取る相手もいなくなりますから、強い寂しさを感じます。

 これらの感情は、心の力を奪い、活力を奪う感情でもあるため、心を守るために「怒り」を感じることがあります。怒りは、強いエネルギーを持った感情です。これによって、心の力が戻ってきます。
 但し、怒りは自分が被害者であることを感じるための感情でもあります。自分も傷ついたことをはっきりと感じ取ることができます。しかし、相手のせいにしてばかりでは、成長はないのです。この舵取りが難しいところです。


 離婚後の心のケアは、以下のような順番で感情を感じてゆき、学びを進めてゆくことがよいと考えています。

 離婚後にまず、表面を覆っているのは怒りです。確かに心が傷つき、被害を受けた面もあります。ですからこの怒りを十分に感じきることが必要です。相手に「出さない手紙」を書き、その中に苦情を書きしたためるという方法も有効です。その手紙は燃やすか水で溶かして流すとすっとします。あるいは、セラピストの助けを借りて、カウンセリングで感情を吐き出したり、ゲシュタルト療法(ポジションチェンジ)やフォーカシングなど(セラピーの手法参照)の、感情を解放できるセラピーを行うのも効果的です。

 すると今度は寂しさや不安などを感じてくることが多いようです。同時に罪悪感や無力感が襲ってくることもあります。このときには、出てきた感情をありのままに感じてゆくことが必要です。但し、ネガティブな感情を感じて癒してゆくのはエネルギーがいるので、同時に心がポジティブになるような活動をすることが癒しの助けになります。たとえば気が置けない友人と食事に行ったり、散歩、温泉など。
 感情を解放するためのセラピーを行うのも効果的です。

 不安は、また同じことが起こるのではないかという無意識からの警告です。これは学びを進めることである程度解消することができます。次に同じようなことがあったら自分はどうするのか、今回の結婚では離婚に至ってしまったけれど、何がどうなれば次は大丈夫なのか、と。

 無力感は誰かのためになる活動(子供のために食事を作る、ボランティア活動をするなど)や仕事をすることにより、自分が役に立てることを感じることで少しずつ癒すことができます。また、心の力が回復してくることによって、癒されてゆきます。

 罪悪感は、相手を憎んだことによって生じている可能性があります。怒りが十分に解放され、癒された後であれば、離婚した相手の幸せを祈ることによって癒されやすくなります。「私は私、あなたはあなた。別々の人生を歩みます。あなたは、あなたの道で幸せになって下さい。」そう心から祈ることができるとき、罪悪感も次第に癒されていくでしょう。

 最後に、心のつながりが失われるときの感情として悲しみがやってきます。十分に悲しみを感じたとき、何かあきらめのような、力の抜けた感覚がやってくるかもしれません。「許し」とはこのようなことをいうのだと私は考えています。自分の罪が許されたような感じを持つ場合もあるかもしれませんが、あきらめのような、脱力のような感覚のことも多いようです。


 そして、離婚後の感情の処理が十分に終わると、再び前向きに新しい関係を築く心の準備が整います。
 そうです。人の心はそんなにヤワじゃありません。
 辛い感情も、しっかり感じ取ってそこから学び、癒されてゆけば前よりもっと幸せになることさえできるのです。


 大事なことは、離婚後の辛い感情を抑え込んだりせず、しっかりと向き合って感じることです。抑え込むと様々な依存症になったり、うつ状態になったりすることがありますから、辛くてもしっかりと向き合うことが、その後キラキラ輝く自分を取り戻すためには大切なのです。
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