中古物件が築浅にシフト
財)東日本不動産流通機構(通称レインズ)が先日こんなデータを発表
しました。
昨年一年間の中古マンション及び中古戸建ての登録物件数と成約数に関
して、共に築後年数の経っていない物件の成約が伸びているそうです。
中古マンション成約物件は、平均築年数は16.43年で、中古戸建住宅の
成約物件は、平均築年数は17.44年となりました。
これらは、共に2年及び3年連続築浅にシフトしたことになります。
ストック社会における中古流通
中古マンションでは、築16〜20年の物件がストック数に対して20%超もの
物件が新規登録され、また築5年以内の対ストック成約件数比率の上昇が
目立ちます。
良好な状態である築浅物件に、割安感と共に需要が増えるのは、昨今の景
気とも無関係ではないでしょう。
しかし、このような既存物件への需要増は今後も続くと思われ、そこで更
に、購入後の物件に対する維持管理が重要となる事は容易に想像がつきます。
長期修繕計画は当然の事、過去の修繕履歴を含めた不動産版トレーサビリティ
への取り組みが、価格と成約に影響を大きく与える時代が既に到来しているのだと
思います。
私達は、日本の不動産取引をより明瞭に、そして信頼される
業界とする事をミッションとしています。
It’s Buyers Style