物価上昇が始まった今から考える家計管理

私が普段使っている通販サイトで買い物をすると、

前回購入時から値上げになったものが確認しただけでも2件ありました。いずれも食べ物だったので、値上げだからといって買うのをやめられません。今後は、今までより買う頻度を少なくすることになるでしょう。まとめ買いや、バーゲンセールをねらって買う選択肢もありますが、これらの買い方だと、私の場合、お得に買えたという安心感で食べるペースが早まってしまいます。

 さて、支出が増えていく時のお金の管理はどうしたらよいでしょうか。

弊社のお客様には、必要な支出は

くまなくリストアップして予算化するように普段からお伝えしています。好きな食べ物の価格が上がることが予測され、どうしても食べる頻度を変えられない時は、食費の予算を増やします。希望的観測で予算を控えめに見積もるのは言語道断です。車や電化製品等、長い間使っているものを買う予定がある方は、ライフイベント表に購入したい時期と必要な金額を書き込み、積立貯蓄をします。購入予算は、満足できる大きさ・性能のものを買う前提で決めます。　

節約では限界があると感じた場合は、

少しずつ資産運用を見直します。我が家では、家計が輸入品の影響を受けることを考え、お金の一部を外貨建てにしています。車での移動が多いので、カー用品関連会社の株式に投資しています。為替等の手数料がかかり、価格変動によって元本割れのリスクもありますが、値上がり益や株主優待等で物価上昇の影響を減らせないかと考えています。

もう一つ忘れてはいけないのは、

暮らし方を変えることです。食べすぎの傾向がある方は、食べること以外の気分転換の場をつくります。パンが好きな方はごはん食の割合を増やします。エアコンをつける電気代がかかりがちな方は、扇風機などの併用で体感温度が心地よくなるように工夫します。

見直す時に特に大事にしたいのは、

今の快適な暮らしをなるべく維持することです。お金の現状を把握したら、少しずつできる範囲で取り組んでいきましょう。大きな成果を求めすぎず、長く続けることを心掛けてください。お金の習慣を変えたい方は、いつでもお電話ください。