ブログ市長 - ホームページ・Web制作全般 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:ホームページ・Web制作

三井 博康
三井 博康
(Webプロデューサー)
原島 洋
原島 洋
(Webプロデューサー)
小菅 太郎
小菅 太郎
(ITコンサルタント)
原島 洋
(Webプロデューサー)

閲覧数順 2024年04月23日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

ブログ市長

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. ホームページ・Web制作
  3. ホームページ・Web制作全般
選挙とホームページ作成について 衆議院議員選挙に勝つホームページ作成

ブログ市長



環の小坂です。

鹿児島県阿久根市の竹原市長の「ブログ」などに端を発した
市長不信任・議会解散・再選挙などの混乱が続いています。

どちらが正しいのかは判断できませんし、
阿久根市民ではないので、その必要もないのですが、
インターネット選挙解禁に向けた視点から
「ブログ」の功罪を考えたいと思います。

<良かったこと>
・情報の発信を誰でも出来る
 阿久根市の場合、職員の厚遇ぶり(民間に比べて高すぎる給料)が
 話題になりました。
 (えらい高さに私もびっくりしました。このご時勢に平均年収700万円って。。。)
 今回はブログに載せるだけではなく、実際にはビラでも後から配ったそうですが、
 状況を気軽に発信できるということは非常に大きなメリットです。
・誰でも情報にアクセス出来る
 それと同時に誰でも閲覧可能ということもあります。
 市職員からは不評だったようですが、市民からは概ね好評で、
 アクセス数も大きな伸びを示していたようです。
 自治体のウェブサイトはまちまちで、情報が非常に充実していて
 使い易いウェブサイトもあればそうでないものもあります。
 ウェブサイトは閲覧されてなんぼですから、
 アクセス数の高さは重要な情報公開指標になります。

<悪かったこと>
・情報の精度がわからない
 インターネット選挙に反対する人の理由として大きく締めているのが
 情報の精度です。
 うそを書いてもそれが真実かうそかわかる術はありません。
 また、いつでも削除・修正も可能なので、
 それがいいところでもありますし、悪いところでもあります。

今回の阿久根市はさらに市長再度不信任、市長選挙までいきそうですが、
地方政治のあり方に一石を投じた功は大きいです。
次はこれを全国の選挙、もちろん国政選挙も含めてどう活かしていくか。

もうネット選挙がされていないということはないわけですから、
何らかのルールを作って正式に開放するということが一番いいと思います。

例えば、overtureやgoogle adwordsなどのリスティング広告には
事前・事後の違いはありますが、広告の審査があり、
そこで法令に触れるものはチェックされます。
そのような仕組みを取り入れた上で、
ネット選挙を解禁し、ネットでの広報活動ももっと促進すべき時期に来ています。
役所にもPCを設置することで、所持していない人にも
閲覧可能な状態にすることはできますし、
情報公開のスピードが高まり、役所の緊張感も高まります。

ブログ選挙が一般的になる時代はもうすぐです。