「強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きている資格がない」 - 性格・コミュニケーションの不安 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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「強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きている資格がない」

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  1. 心と体・医療健康
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新型コロナだけでももてあましているのに、ロシアのウクライナ侵攻が続いていて、ニュースを見るたびに気が滅入ります。

 

私はとにかく暴力的なことが嫌いなので、戦争は絶対反対。今まで多くの国や地域が語り尽くせないほど戦争による悲惨な経験をし、これだけの情報社会になったのに、今なお力で他国を支配しようだなんて、学習能力なさすぎて悲しく虚しくなります。

 

タイトルは、今回の事態になってから、よく思い出す有名な、レイモンド・チャンドラーの小説のセリフです。

 

権力や財力をもっている人は強いです。強くなったことは努力の結果でしょうから、それはすばらしいことだと思います。ただ、力を得た人は、同時に影響力を得るということを諸刃の剣として自覚すべきだと考えます。強くなればなるほど、人は傲慢になりがちだからです。

 

頑張って強くなった自分は偉い=なんでも思いどおりにできる、まわりが従うのは当然と思うようになるのでしょうか。だから、自分に逆らったり脅かしたりする存在は許せず、獲得した強い力で支配しようとするのか、そうした力の使い方は本末転倒だと思いますが。

 

私は、力には加害性があると考えています。だからこそ、自分が力をもっていると思う人は、意識的に謙虚になり、やさしくあろうとすべきなのだと思います。

 

チャンドラーのセリフは20代の頃に知り、当時はハードボイルドのキザなセリフくらいにしか思っていませんでしたが、なぜかずっと残っていて、今になってなるほどと納得した次第です。

 

ハラスメントやDVの加害者にはたいてい悪意がなく、自分は正しいと思っています。もっと言うと、彼らは自分は理解されない被害者だとさえ思っていることが多いです。

 

実は、自分は被害者だと自覚した時に、信頼できる人に相談して問題を解決するようにすれば加害者にならずに済むのですが、力をもった人が自分の弱さを認めて誰かに相談するというのはとてもハードルが高く、実際には反対に、自分の弱みを見ないよう見せないように蓋をして、強い力で覆い隠すよう攻撃的になってしまうんですよね。

 

力(腕力も含みます)をもった人が自分の弱さを認めるのは本当に難しく、下手に追いつめると逆ギレしてしまうので、今回の事態の収拾はどうしたものかと、一市民ながら日々考えています。早く世界中に平和で平穏な日々な訪れますように・・・

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