先入観を持っていて、それがときに判断を
鈍らせるときがあります。
たとえば人に対して。どんなに自分は公平に、
と思っていても、なんだかんだ言いつつ、
見かけで印象も変わります。
知らないうちにこの人はこんな人だろう、とか、
いい(悪い)人だろう、と無意識に判断しています。
もちろん、直感が働いてそれが当たるときも
けっこうありますが、見ただけで人のすべてを知るなんて
非現実的だし、話してみると見かけと全然違う人かも。
見かけや印象だけでこの人はちょっと・・・と
思った人が意外なきっかけをくれるかも
しれない可能性はありますよね。
結局どちらがよかったのかは後になってからでないと
わからないので、心はオープンにしておくのが
いいかもしれません。
先入観のほかにも、固定観念、偏見など、私たちは
そうしたものを通して物事を見て、判断します。
意外にも、自分に対しても固定観念、偏見、先入観を
持っていないでしょうか。
ここも無意識なので気づかないことが多いけれど
けっこう知らないうちに、これはOK、これはダメ、
と判断してしまっていて、それで片付けて
しまうことって多くないですか?
私はこんな人、というような軸を持つのは良いし
自分らしさを持つのももちろん大切なことですね。
ポイントは、可能性などを見つめるとき、とくに、
これからどうしようか迷っているときなどです。
たとえば、何をしたいかわからないけれど、
きっといずれ、何かがパっとひらめくはずだ!と
信じているとします。
それはそれで素晴らしい。それいうのは確かにある。
そこへ誰かが、パッとひらめくというよりも、
少しずつわかるようになるものじゃないの?
と言ったら、どうしましょうか。
そんなことはない、絶対何かがひらめくはず!と
言われたことを否定しますか?それとも?
自分の信じることはそれでいいとして、
その他の可能性をかたくなに否定していると
もしかして何かのメッセージを逃してしまうことも
あるかもしれなません。
自分がこれを信じる!というものを持ちつつも、
少しずつわかるようになるかもしれないことにも、
否定せずにオープンでいたら良いのです。
Just be open to it、です。オープンでいることに
とくにエネルギーはいらないし、自分の信じることが
犠牲になるわけでもないし。
探しものをしているときなど、こっちにあるだろうと
思ってこちらを見ていたら、たまにとんでもないところから
出てくるときもありますよね。灯台下暗し、というのです。
ほかにも、私にこれができるだろうか?と思うような
ときも同じ。
今までの自分を見て、どうせダメだろう、とか
私には無理だ、と意外に何もする前から自分の
できることできないことを決めてしまっているのかも。
積み上げてきた知識や考え方は大事なものなので
無理に手放す必要はありません。
でも積み上げてきたものを、ときにバラけて
もういちど見てみると、意外なものが見えるかも。
新しいものを足してもいいし、別な色や光を
あててみるのも、何かリフレッシュされます。
可能性やチャンスは目の前に転がっていると
言われます。それに気づくか、目の前にあるものを
ちゃんと見えるかどうか、は別ものです。
先入観や固定観念や偏見があると、あるものが
見えなくなってしまって勿体ない。
ただ心をオープンにしてみたら、それだけで
何か違ったものが突然見えてくるかもしれません。
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このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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