- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
プロから学べ〜TVドラマ、ヒットの法則 #6
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デザインと企画、その気持ちイイ関係。
企画・デザイン、その発想法
2009-04-07 08:45
こちらは、春のうららの隅田川沿いにて開催しました。
大勢の人が参加してくれて、私もお酒をたくさんいただきました。
桜をめでる気持ちは、優しい気持ちですね。
こんにちは、
山藤(サンドウ)です。
TVシナリオ講座で得たヒントをシリーズでお伝えします。
ドラマの現場から〜伝わる作品
ドラマ制作で大切なことは、伝わる、というより、
いかにそれを伝えるかといったほうがわかりやすいですね。
演出家、今井夏木さんによる演出・構成のお話です。
脚本家の世界観をどれだけ脚本で想像させてくれるか。
テレビドラマの場合こんなことに気をつけているそうです。
具体的な演出方法は?
・アクションつなぎ→人間の生理感として心地よいことを心がける
・台詞→耳で聞いて認識しづらい言葉はなおす場合が多い
演出家は、脚本をとことん理解して、脚本の世界観を映像としてつくり上げます。
だからこそ、伝えたい物語の核の部分がぶれていないことがとても重要だそうです。
作家の伝えたいことを理解せずして演出はできない
演出家としては、脚本の内容をとことん理解することに努力されるそうです。
さて近年、個性やスタイルが際立つ作品があります。
20、30代に絶大な人気を誇る宮藤官九朗さん、
世代を問わず作品が出れば話題になりヒットする三谷幸喜さん。
恋愛ドラマといえば、いまだに不動の人気、北川悦吏子さん。
前者2人は、脚本&演出の両方を兼ねることも多いです。
北川さんの脚本は、
絶妙な台詞とその間合いが視聴者にとっては心地よいのです。
だから脚本は台詞以外空白が多いかと思いきや、
ト書きと言われる部分や描写に関することが、
とても精密に構成されているらしいのです。
講師の一人、今井さんは北川さんとのお仕事で演出家としての自身の仕事に、
対する意識が大きく変わったと言います。
しっかりした構成が作品の核を支えているのです。
視点を変えて。個性的な作品に参考になるヒントがたくさん隠れています。
セミナー講師 :恋空、監督
今井夏木氏(TBSディレクター・演出家、映画監督)
参考資料 : 北川 悦吏子(きたがわ えりこ、脚本家、岐阜県美濃加茂市出身。
秋元康VS北川 悦吏子