そのなかでも、最も敷居が低いのが「高齢者円滑入居賃貸住宅」です。
「高齢者円滑入居賃貸住宅」の要件としては
高齢者の入居を拒まない賃貸住宅
なんと、これだけです。バリアフリーなどの要件は特に必要ありません。
あとは以下の点を登録機関に登録すれば「高齢者円滑入居賃貸住宅」として閲覧されるようになります。
・賃貸人の氏名または名称および住所
・賃貸住宅の位置
・賃貸住宅の戸数 ・賃貸住宅の規模
・賃貸住宅の構造または設備(段差のない床、便所、浴室および階段の手すり、介助用の車いすで移動できる幅の廊下および居室の出入口、介助を考慮した広さの便所で腰掛便座が設けられたもの、介助を考慮した広さの浴室、エレベーター、非常通報装置)
・賃貸の用に供する前の賃貸住宅にあっては、入居開始時期・賃貸住宅の家賃および共益費の概算額
・高齢者向け優良賃貸住宅の認定の有無
・終身建物賃貸借の認可の有無
・賃貸人の連絡先または賃貸人が建物(建物の一部を含む。)の賃借の代理若しくは媒介を依頼する場合における当該代理若しくは媒介を行なう者の氏名若しくは名称、住所および連絡先 他
登録後に高齢者ではない方への賃貸も可能です。
しかし、実際には管理会社の方針もあるでしょうし、予想外のトラブルの可能性もありますので、一概に明日にでも是非登録をという内容ではございません。
参考リンク:財団法人高齢者住宅財団「高齢者円滑入居賃貸住宅」